「藤井新棋聖」にテレビ、CM界からオファー殺到必至!謙虚さや笑顔魅力、高校卒業後に本格化へ

[ 2020年7月17日 05:00 ]

藤井棋聖誕生 史上最年少タイトル獲得 ( 2020年7月16日 )

史上最年少記録となるタイトルを獲得し笑顔を見せる藤井聡太新棋聖(撮影・後藤 正志)
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 将棋ファンだけでなく、将棋を知らない人々の注目をも集める藤井。今後はテレビ番組や広告のオファーが殺到するのは間違いない。高校を卒業する来春以降に、こうした活動が本格化しそうだ。

 民放キー局のプロデューサーは「一番考えられるのは本人への密着企画。どのような生活をしているのか、知りたい人も多いと思う」と話した。別の制作担当者も「頭の回転の良さが分かる謎解きやパズルを解く番組ならば、本人に楽しんでいただけるのかなと思う。トーク番組は苦手かもしれないが、手練のMCなら彼の魅力を伝えられるかもしれない」と話している。

 史上最年少記録を次々塗り替える強さに加え、その謙虚さや笑顔が魅力だ。常に動じることなく、淡々とした受け答え。記録を塗り替えても「特に意識はしていません」とはしゃぐことがない。

 対局後のインタビューで使う「僥倖(ぎょうこう)」「望外」など高校生らしからぬ言葉や、タイトル戦で着用する着物を「思ってたより快適」という老成した雰囲気。一方で、対局から離れるとニコニコと10代らしい笑顔も見せる。王位戦第2局の会場となった札幌で行われた前日の会見では「おいしい食べ物が多いので楽しみ」と話していた。

 好感度の高さは、企業イメージを高めたい広告への起用に結びつく。広告代理店関係者は「子育てする親をターゲットとする商品である、知育玩具や教育関係の書籍への起用が最も可能性が高そうだ。あとは“目が覚めるコーヒー”や“集中力が上がるお菓子”などの効能系飲食物。過去に羽生善治九段も出演されていた。師匠の杉本昌隆八段との師弟関係もすてきなので、2人で地元の愛知の企業の広告に登場することもありえるのでは」と話した。

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2020年7月17日のニュース