木村王位「中1日で指している人も…」藤井新棋聖引き合いに苦笑い 来月4、5日に第3局

[ 2020年7月17日 18:51 ]

稲葉陽八段(右手前)を破って2次予選決勝進出を決めた木村一基王位(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は17日、東京都渋谷区の将棋会館で2次予選3組準決勝の1局を行い、木村一基王位(47)が稲葉陽八段(31)を97手で下した。

 勝った木村は初の挑戦者決定リーグ入りを懸け、決勝では三浦弘行九段(46)―青島未来六段(25)の勝者と対戦する。

 13、14日に北海道札幌市で行われた第61期王位戦7番勝負第2局終了後、中2日での対局だった木村は「年相応にくたびれていますが、中1日で指している人もいるので(笑い)あまり泣き言も言えません」と、前日16日に初タイトル獲得したばかりの藤井聡太・新棋聖(17)を引き合いに出して苦笑い。その藤井と対戦中の王位戦第3局(8月4、5日=兵庫県神戸市)では「王位」VS「棋聖」の激突となるが「もうあまり気にすることもないといいますか…。連敗スタートですし、こんなんじゃいけません。王位戦のシリーズの中で早く勝ちたい。その意味では今日の勝ちには安堵(あんど)しました」と胸をなで下ろしていた。

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2020年7月17日のニュース