AAA宇野実彩子、活動休止前のドームツアー「必ずやりきりたい」メンバーの思い代弁

[ 2020年7月17日 05:31 ]

自身が描かれたバースデーケーキの前で笑顔を見せるAAAの宇野実彩子
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 男女5人組「AAA」の宇野実彩子(34)が16日、コロナ禍で予定しているグループ活動休止前のラストツアーについて「やりきりたい」との思いを明かした。この日、オンライン配信した誕生日イベントの開催前に取材に応じた。

 「AAAを15年やってきて、ファンとメンバーのお互いの気持ちを確かめ合うのはライブしかない。なのでドームツアーは必ずやりきりたい。これは責任感でもあるし、目標でもある。こんな最中ですが、メンバーはみんな同じ思いです」

 グループは1月15日に年内での活動休止と、11~12月のドームツアーを電撃的に発表。ツアーは計13公演で、本来は50万人超の動員を見込んでいた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、開催自体が不透明な状況となり、ファンが不安な気持ちを抱える中、初めて宇野がメンバー全員の思いを代弁した形だ。

 「心配や不安の声は届いています。でも、メンバーは必ずツアーを成功させるため、オンラインでつながっていろんなパターンを考えています」。動員数に応じてどんなステージを設営するか、ソーシャルディスタンスを保ちながら、いかに観客に近づくかなど“新様式のステージング”に向けて考えることは多い。

 自身は今月から予定していたソロツアーが来年1~3月に延期となった。ファンと会えない日が続く現状で企画したのが、今回のオンラインによるバースデーイベントだ。

 「直接会えなくて気持ちの埋めようがない。私自身も不安になる中で新しい時代に順応してファンとつながりを持ちたかった」

 イベントではファンから集めた“お題”をもとにトークを展開。「こんなに楽しみな誕生日は今までなかった」と喜び、「LOVE」など4曲を披露した。同日夜にはYouTubeチャンネルも開設。「この状況下ですが、私たちの活動が皆さんの希望やエネルギーになれば」と呼びかけた。

 《音楽制作の裏側見せる》宇野は自身のYouTubeチャンネルについて「音楽活動の裏側や全貌を違う角度からこっそりのぞき見してもらう感覚で楽しんでもらえたら」と、音楽制作の過程やライブのバックヤードなどを紹介していくという。YouTubeチャンネルを開設するのはAAAのメンバーとしては最後。「いろいろとチャレンジする“やってみた”的な企画も用意しています」と明かした。

 ▽AAA 西島隆弘(33)、日高光啓(33)、與真司郎(31)、末吉秀太(33)に、紅一点の宇野の5人組。05年、シングル「BLOOD on FIRE」でデビュー。10~16年にNHK紅白歌合戦出場。16年に初のドーム公演、17年には初の4大ドームツアーを開催。昨年4月に浦田直也(37)が暴行事件を起こし、不起訴処分になるも昨年いっぱいで脱退。

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