藤井聡太新棋聖 将棋は「盤上を通じてのコミュニケーション」 相手によって「いろいろな発見」

[ 2020年7月17日 11:28 ]

<棋聖戦戦一夜明け>一夜明け会見で笑顔を見せる藤井聡太棋聖(撮影・後藤 正志)
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 藤井聡太新棋聖(17)が初のタイトル獲得から一夜明けた17日午前、大阪市の関西将棋会館で会見した。「探究」と書かれた自筆の色紙を披露し、終始、笑顔を見せていた。

 今回の渡辺明2冠や羽生善治九段のような大棋士、格下、コンピューターなど戦う相手が誰であっても、関係なく盤面に集中している藤井新棋聖。「やっぱり将棋というものは盤上を通じてのコミュニケーションという一面もある」と表現し、「直接ではないが相手の指し手を見て、こういう手もあるのかなという発見もある。相手の対局者によっていろいろな発見もあると思います」と語った。

 目標を1つ達成し、自身が成長したところを「プロになってからトップ棋士の方々と対戦する機会を得て、自分の将棋の課題を見付けることができた」と振り返り「特に中盤の指し回しはデビュー当時に比べたら成長できたのかなと思います」と語った。

 それでも「自分の将棋もまだまだ課題が多いかなというふうに思っている」と引き締めて「どのような局面であっても少しでも最善に近づけるような対応力を伸ばしていきたいなと思っています」と、さらなる意欲を見せた。

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