山田洋次監督、森崎監督を追悼「彼にどれほどたくさんの事を教えてもらったか」

[ 2020年7月17日 16:30 ]

映画監督の山田洋次氏
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 映画監督の山田洋次氏(88)が17日、松竹を通じてコメントを発表。16日に脳梗塞のため92歳で死去した映画監督の森崎東(もりさき・あずま)さんを追悼した。

 森崎監督は京都大卒業後、1956年松竹京都撮影所に入社。閉鎖後は大船撮影所に移り、山田洋次監督らの助監督などを担当、山田監督の「男はつらいよ」シリーズ第1作の共同脚本も担った。

 山田監督のコメントは以下の通り。

松竹の助監督時代からの長い付き合いの中で、ぼくは彼にどれほどたくさんの事を教えてもらったかわからない。頭脳明晰、学識豊かな知識人であり、思いやりに溢れた豪快な九州男児だった。その魅力的な人柄は彼の作品に鮮やかに反映されて、森崎喜劇という誰にも真似できないジャンルを確立した。最後の作品となった『ペコロスの母』がキネマ旬報のベスト・テン1位に選ばれた事は彼にとって、大きな名誉だったに違いない。大勢の森崎ファンと共に、彼の死を悲しみます。

山田洋次

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2020年7月17日のニュース