吉本新喜劇 3密避け138日ぶり再開 川畑泰史は感無量「1ステージでノドが痛く」

[ 2020年7月17日 15:35 ]

なんばグランド花月で「吉本新喜劇」が公演再開。会見に臨んだ(前列左から)末成映薫、川畑泰史、浅香あき恵、(後列左から)千葉公平、島田珠代、吉田裕、諸見里大介
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 吉本新喜劇が17日、なんばグランド花月(NGK)で138日ぶりに公演を再開した。座長の川畑泰史(53)は「(再開まで)長かった。お客さんの拍手で迎えられて、ホントに嬉しかった。1ステージでノドが痛くなりました」と感無量の面持ちで語った。

 座長・座員総勢20人での再開公演は田舎暮らしの古民家が舞台。156人のファンを前に「声が出るか心配だった」とベテランの浅香あき恵(63)。「舞台に立てることがこんなに嬉しいものかと痛感した。大きなカツラが久しぶりに重かった」と新喜劇歴47年の末成映薫(73)と語った。

 NGKは3月2日から公演を中止。6月19日から感染防止対策を取りながら舞台公演を再開した。今月3日からは舞台上でのアクリル板設置を解除するなど、徐々に通常スタイルに戻してきた。観客数も当初の112席から404席まで緩和されている。

 新喜劇再開まで、座長を中心に特別コントを披露してきた。新喜劇再開にも「極力3密を避けるネタに」と川畑は台本を考えた。小籔千豊(46)、すっちー(48)、酒井藍(33)ら座長4人でオンラインゲーム「フォートナイト」を楽しみ、コミュニケーションを図っていた。

 川畑は「ボクの週は綺麗な女性が多く、ソーシャルディスタンスを忘れてしまいがち」と言いながら「今回は(距離を)取りやすいメンバーだった。入団した30年前からずっと、距離をとってきた」と、末成、浅香、島田珠代(50)を怒らせるシーンも。「ボクは背が低くて胴が長いんでソーシャルディスタンスが取りやすい」と笑わせた。

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2020年7月17日のニュース