広島・遠藤　虎の中軸打ち取ってプロ初完封も「まだまだ」　次回は9回完封目指すぞ！

セ・リーグ   広島3－0阪神 （ 2023年4月6日    マツダ ）

阪神打線を相手に好投を続ける遠藤（撮影・北條　貴史）
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　広島が、6日の阪神戦に勝利し、開幕から5試合目で待望の今季初勝利を挙げた。5回までに3－0とリードして迎えた6回表。阪神の攻撃中に雨脚が強まり、そのままコールド勝ち。新井監督は初勝利となった。

　打線は7番に遊撃・田中を起用し、二塁・菊池と“タナキク”コンビ復活で臨んだ一戦。初回に、秋山が先制適時打を放ち、4回には新外国人のデビッドソンの今季2号2ランで追加点。理想的な展開で試合を進め、投げては、前日からのスライド登板となった先発・遠藤が、断続的に小雨の降りしきるマウンドで奮闘。5回まで3安打無失点に切り抜けて、白星を手繰り寄せた。

　6回途中でのゲームセットながら、遠藤はプロ初完封となった。ただ9回を投げ切ったわけではないだけに「ゼロを並べられたのは良かったけど、まだまだ」と満足した様子はなかった。一方で、足場の悪いマウンドでも粘り、奮闘した。5回まで毎回走者を出しながらも、1回2死一、二塁では佐藤輝を縦の変化球で一ゴロに仕留めるなど要所を締めた。3回には2つの四球で1死一、二塁のピンピを背負ったが、大山、佐藤輝の中軸に対して「腹をくくって全力で投げることができた」と封じ込め、リードを許さず、白星につなげた。