ホワイトソックスのアンダーソンが退場処分 相手投手の早すぎる投球に怒り心頭 球審に暴言

[ 2023年4月6日 08:53 ]

退場処分となったホワイトソックスのアンダーソン(AP)
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 イリノイ州シカゴで5日に行われたホワイトソックス対ジャイアンツ戦の3回、ホ軍のティム・アンダーソン(29)が三振をコールされたあと、次の打者、ルイス・ロバートJR(25)が三振となったときに退場を宣告された。

 昨季に打率・301をマークしているアンダーソンは「一番・遊撃」で先発。3回は先頭打者として打席に立っていたが、ジ軍先発のローガン・ウェブ(26)がカウント1ー2からの6球目を投げる前にバッターボックスから出てベンチに下がった。今季から大リーグではピッチクロック制を導入。走者なしの場合には投手はボールを受け取ってから15秒以内に投球動作に入らなくてはいけないが、ウェブはまだ残り時間が11秒あるのにボールを投げようとしていた。

 そのときアンダーソンはまだスタンスをとっておらず、それが打席を外した原因。ウェブは打者がいなくなった状況で真ん中にボールを投げて三振に仕留める形となった。

 アンダーソンはD・J・レイバーン球審に向かって不服そうな表情を浮かべ、ベンチに戻ってから何度も罵声を浴びせたために同球審は退場を宣告。ホ軍のペドロ・グリフォル監督(53)は「彼(アンダーソン)は投手をまだ見ていなかったので打席を外したと語っていた。タイムアウトとなってしかるべき場面だったが、そうはならなかった」と問題となった場面を振り返っていた。

 一方、マウンドにいたウェブは「急いで投げようとしていたのではないが、彼はそう感じたのだろう。ただし球審ではなく自分にののしっていたので退場させるべきではなかった」とコメント。なお試合はホワイトソックスが7―3で勝利を収め、昨季15勝(9敗)を挙げているウェブは5回を9安打、4失点で今季2敗目を喫している。

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2023年4月6日のニュース