大谷翔平 今季初勝利の権利持って降板 史上初の投打でピッチクロック違反も…6回3安打1失点8K粘投

[ 2023年4月6日 07:20 ]

ア・リーグ   エンゼルスーマリナーズ ( 2023年4月5日    シアトル )

<マリナーズ・エンゼルス>力投する大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が5日(日本時間6日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦で「3番・投手兼DH」で先発出場。6回1失点、今季初勝利の権利を持って降板した。

 今季2度目の投打二刀流出場。対マ軍戦は過去6試合で無傷の4勝、防御率1・66と好相性。3月30日(同31日)のアスレチックスとの開幕戦では6回無失点と好投も、救援陣が逆転を許し白星を逃していた。

 苦しみながらも粘った。初回、先頭から2連続四球と適時打で先制を許し、4番・ラリーを迎えた場面。初球の投球動作で、試合時間短縮のため今季から導入されたピッチクロックルール違反として1ボールを宣告された。それでもラリーを見逃し三振、続くヘルナンデスも空振り三振に仕留めて最少失点で乗り切った。ベンチに戻る際には球審、ネビン監督、水原通訳を交え、セットポジションのしぐさをとりながら、2分ほど話し込んで確認。打者が打席に完全に入ってからモーションに入ることが必要で、一度完全にモーションを止めてから投球するように説明を受けた。

 ピッチクロックとは今季から試合時間短縮のため導入。投手は捕手から球を受けてから、走者なしの場合は15秒、ありの場合は20秒以内に投球動作を始めないと1ボールが宣告される。また、打者は残り8秒までに打つ準備を整えなければ1ストライクが宣告される。

 4回までは毎回走者を背負ったが、要所を抑えて粘りの投球。6回3安打8奪三振、111球を投げ、6四死球の内容。111球は過去3番目の球数となった。2回には女房役・オハピーが逆転2ランで援護し、勝利投手の権利を持って降板した。打っては6回に打者としてピッチクロック違反をとられるハプニングもあった。DHで出場を継続している。

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