巨人・横川凱 プロ5度目の先発、6回1失点好投も援護なく降板「悔しい」プロ初勝利またもお預けに

[ 2023年4月6日 20:00 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2023年4月6日    横浜 )

<D・巨>巨人先発の横川(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 巨人の5年目左腕、横川凱投手(22)が開幕6戦目となった6日のDeNA戦(横浜)で今季初登板初先発。6回5安打1失点と好投するも打線の援護なく降板し、待望のプロ初勝利はまたもお預けとなった。

 昨年5月29日の日本ハム戦(札幌D)以来プロ6度目の登板で5度目の先発マウンド。前回は1点ビハインドで迎えた4回に無死満塁のピンチを招いたところで降板してプロ初勝利を逃したが、結局、昨季はその1試合登板に終わった。

 今オフに一度育成契約となり、開幕前に支配下復帰。そして迎えた今季初登板だった。初回、いきなり1番・佐野に左前打されたが、続く林を併殺打に打ち取って得点を許さず。4回には2死から宮崎、牧の連打で一、三塁とされたが、桑原を三ゴロに仕留めてこの回も無失点で切り抜けた。

 だが、0―0のまま迎えた5回だった。先頭の関根を四球で歩かせ、1死後、山本に左前打されて一、三塁。ここで相手先発投手の9番・東がバントし、三塁手の岡本和が一塁へ送球する間に三走・関根に本塁生還を許して先制された。

 5回までに72球を投げていたが、6回1死走者なしで回った打席にも入って続投。その裏を3者凡退で投げ切って降板した。

 投球内容は6回で打者22人に対して81球を投げ、5安打1失点。2三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は初回に計測した144キロだった。

 1メートル90の長身を誇る左腕は2018年ドラフト4位で巨人入り。大阪桐蔭では同期の根尾(中日)、藤原(ロッテ)らとともに高2春から4季連続で甲子園に出場し、3年時にはチーム2度目の春夏連覇に貢献するなど3度の優勝を経験した。プロ初先発となった2020年11月8日のヤクルト戦(東京D)では5回1失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板したが、リリーフ陣が逆転を許してプロ初勝利が消滅している。

 ▼横川 目の前の打者を一人一人打ち取る事に集中して投げました。先取点を与えてしまって悔しいです。味方の反撃を信じて応援します。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月6日のニュース