大谷翔平 まさか…史上初の投打両方で「ピッチクロック」違反、思わず苦笑い 今季2度目の二刀流先発

[ 2023年4月6日 06:46 ]

ア・リーグ   エンゼルスーマリナーズ ( 2023年4月5日    シアトル )

<マリナーズ・エンゼルス>力投する大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が5日(日本時間6日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦で「3番・投手兼DH」で先発出場。投打両方で初の「ピッチクロック」違反をとられた。

 初回、先頭から2連続四球と適時打で先制を許し、4番・ラリーを迎えた場面。初球の投球動作で、試合時間短縮のため今季から導入されたピッチクロックルールに引っかかって1ボールを宣告された。それでもラリーを見逃し三振、続くヘルナンデスも空振り三振に仕留めて最少失点で乗り切った。ベンチに戻る際には球審、ネビン監督、水原通訳を交え、セットポジションのしぐさをとりながら、2分ほど話し込んで確認。打者が打席に完全に入ってからモーションに入ることが必要で、一度完全にモーションを止めてから投球するように説明を受けた。

 6回の攻撃では、打席に入って打つまでに準備が整わず1ストライクが宣告された。これには大谷も思わず苦笑いを浮かべた。

 結果的に大谷は大リーグ史上初めて投打でピッチクロック違反を記録した選手となった。

 大谷は以前、同ルールについて「基本的にはどんな打者でも、どんなシチュエーションでも、練習通りの動き方をしっかりできれば、十分にいつも通りのパフォーマンスが出せるんじゃないかなと思います」と答えていた。

 ピッチクロックとは今季から試合時間短縮のため導入。投手は捕手から球を受けてから、走者なしの場合は15秒、ありの場合は20秒以内に投球動作を始めないと1ボールが宣告される。また、打者は残り8秒までに打つ準備を整えなければ1ストライクが宣告される。

 今季2度目の投打二刀流出場。対マ軍戦は過去6試合で無傷の4勝、防御率1・66と好相性。3月30日(同31日)のアスレチックスとの開幕戦で6回無失点と好投も、救援陣が逆転を許し白星を逃していただけに今季初勝利を目指した。

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