中村武志氏 巨人ドラ4門脇への強攻策は原監督期待の表れ

[ 2023年4月6日 05:20 ]

セ・リーグ   巨人0ー2DeNA ( 2023年4月5日    横浜 )

<D・巨>2回、門脇は左二塁打を放つ(撮影・西川 祐介)
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 【中村武志 視点】巨人が勝機を逸したのは、2点を追う7回の攻撃にあることは言うまでもない。無死一、二塁。新人の門脇に送りバントをさせるところだが、強攻策に出たのは原監督の期待度の表れだと判断した。将来的につなげる打者になってもらうために、長いシーズンで早めにこうした経験をさせたかったのだろう。

 しかし、レフトへの飛球で打球方向が悪かった。左打者だから引っ張って、走者を三塁に進めたい場面。積極性も大事だが、カウントも2ボールだったし、外角の直球に手を出さずに引っ張れる球を待ってもよかった。その左中間寄りの飛球で左翼手・佐野の捕った体勢も悪く、二塁走者の大城卓にタッチアップしてほしかっただろうが、足への自信のなさが出てしまった。

 坂本については右横手投げの平良が先発だったこともあり、スタメンを外れると思っていた。好機で結果を出せなかった門脇だが、打つ力は持っている。坂本と門脇で、切磋琢磨(せっさたくま)すればいい。

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2023年4月6日のニュース