巨人・原監督 不発の坂本外すも…打線沈黙零敗 代役・門脇が初先発初安打も7回好機で凡退

[ 2023年4月6日 05:20 ]

セ・リーグ   巨人0ー2DeNA ( 2023年4月5日    横浜 )

<D・巨>スタメンを外れた坂本(撮影・島崎 忠彦)
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 9回は3者凡退であっけなく終わった。今季初の零敗で、連勝は3でストップ。原監督は「もう少し(投手を)援護しないといけない」と6安打に終わった攻撃面を悔やんだ。

 試合前に荒療治を施す。開幕から6番を任せながら4試合、16打席無安打が続いていた坂本をスタメンから外した。原監督は「いろいろトータルで考えてということ」と多くを語らなかったが、09年から遊撃のレギュラーで昨季まで通算2205安打を積み重ねている34歳を外した。

 坂本に代わって「8番・遊撃」で起用したのがドラフト4位ルーキーの門脇。プロ初のスタメン出場となった22歳は2回2死一塁でプロ初安打となる左翼線二塁打を放ち「ヒットのランプはうれしかった」とプロ2打席目での一打を喜んだ。0―2の7回無死一、二塁では、その門脇の打席で犠打ではなく強攻策を選択。結果は左飛だった門脇は「こういう経験があるからこそ自分が成長すると思っている」と受け止めた。指揮官は「2点差ということもあって、非常に足の速いランナーなので、打たせることが最善と思った」と説明。結局、1~5番が計1安打と打線全体も機能しなかった。

 開幕から2カード連続勝ち越しがかかる、6日の試合に向けて原監督は「明日は先発で行かせるつもり」と坂本をスタメンに復帰させる方針を明かした。狙うは3年ぶりのリーグ優勝。若手もベテランも関係なく、状態を見極めて勝負に徹する。チームにとっても、坂本にとっても、大事な一戦になる。(川島 毅洋)

 ▼巨人・メンデス(5回1/3を2失点で初黒星。18年以来の2人の外国人投手が来日初登板初勝利ならず)イニング途中でマウンドを降りてしまい中継ぎ陣には申し訳なかった。

 ▼巨人・大久保打撃チーフコーチ(坂本の先発落ちは)尻に火をつける意味もある。明日(6日)はやってくれるでしょう。

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2023年4月6日のニュース