エ軍監督 ピッチクロック違反の大谷 「ワインドアップで投げてみようかなって…」ジョークも「心配ない」

[ 2023年4月6日 10:16 ]

<マリナーズ・エンゼルス>初回、ベンチに引き揚げる際に審判と話す大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が5日(日本時間6日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦で「3番・投手兼DH」で先発出場。打っては2打数1安打1打点、投げては6回1失点で今季初勝利を挙げた。チームは4-3でマリナーズを下した。

 この日は今季から導入された新ルール「ピッチクロック」の違反を史上初めて投打両方でとられるアクシデントにもめげず、6四死球を出しながらも粘りの投球で白星を引き寄せた。試合中、試合後と新ルールの解釈について、審判に確認する姿もあった。

 どの時点が投球動作の始まりとなるかが焦点だったようで、試合後大谷は「ランナーなしの時のセットというかストレッチというか、どっからがそうで、どっからがそうじゃないのか。横を向いてからがセットになるのか、どの角度がセットじゃないとか。話した感じ、審判の方もグレーゾーンみたいな感じだったので…ルール始まって間もないですし、お互いにここまではセーフだよね、ここまではアウトだよねっていう所を確認してきた感じです」とし、次回以降対応していくとした。

 試合後、エンゼルスのフィル・ネビン監督は「このルールを導入した当初は、それを利用する投手やクイックピッチングをする打者がいて、スプリングトレーニングではシャーザー(メッツ)がそれをやっていた」と述べた。

 その上で、大谷はセットポジションに入る前は投球開始にはならないと思っていたのかと聞かれ「そうだと思う。彼は“ワインドアップで投げてみようかな”と言い始めた」とジョークを交えながら「彼は特別な才能を持っていて、私が見た中で誰よりもその場で調整することができる。だから彼は心配ない。審判団はテンポが早すぎる投球を取り締まろうとしているだけ。準備ができていない打者にとって危険だから。でも、それ以外は(問題ないのではないか)」と話した。

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