大谷女房役・オハピー 投打でピッチクロック違反告げられた大谷の様子明かす 「すごい」と驚いた能力

[ 2023年4月6日 11:32 ]

2回に逆転2ランを放ったエンゼルスのオハピー(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が5日(日本時間6日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦で「3番・投手兼DH」で先発出場。打っては2打数1安打1打点、投げては6回1失点で今季初勝利を挙げた。チームは4-3でマリナーズを下した。

 この日は今季から導入された新ルール「ピッチクロック」の違反を史上初となる投打両方でとられる事態に見舞われながら、粘りの投球を見せた。

 今季からバッテリーを組む23歳の女房役・オハピーは逆転2ランを放つなどバットでも援護した。

 序盤は制球が荒れた上にピッチクロック違反もとられて苦しい投球だったが「最初の3回、彼は模索していた。でも最後の3イニングは握りの感覚を掴んで“ショウ”に戻ることができた」と証言。途中からカーブやカットボールも織り交ぜ「彼は大抵どちらの球もいい感覚を持っている。最後までスライダーは投げ続けたが、立ち直ったのはすごいと思った」と修正能力の高さに驚いた。

 ピッチクロック違反で、大谷はフラストレーションを感じていたかと聞かれ「いいえ、全く。彼はいつも落ち着いている、何があろうとも。彼が感情を強く出しているのを見たことがない。良くも悪くもね」と動じていなかった様子を明かした。

 オハピーは18年に高卒でフィリーズに23巡指名され、昨季ブランドン・マーシュとトレードで移籍。シーズン終盤の9月28日にメジャーデビューし、5試合に出場。今春オープン戦は12試合に出場して打率・281だった。今季は、3月30日(日本時間31日)の開幕戦・アスレチックス戦で球団最年少となる開幕マスクをかぶり、大谷とバッテリーで6回2安打無失点、10奪三振の好投をアシスト。5回1死二塁からは先制の左前適時打を放った。4月1日(同2日)の同カードでも2打点の活躍を見せ、大谷が今季初アーチを放った2日(同3日)には4回2死一、三塁からメジャー初本塁打となる先制の左越え3ランを放った。

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