阪神・青柳 さんまさん甲子園来て~ 打席登場曲が「Mr.アンダースロー」 ラジオ反応に「うれしい」

[ 2023年4月6日 05:15 ]

明石家さんま
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 岡田阪神に強力援軍!?阪神・青柳晃洋投手(29)が5日、お笑い芸人の明石家さんま(67)の“甲子園来場”に期待を寄せた。今季の打席登場曲にさんまの楽曲「Mr.アンダースロー」を選曲しており、1日に出演したMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」で青柳について言及。甲子園開幕戦の7日ヤクルト戦に先発予定のエース右腕は、真の“ミスターアンダースロー”となるべく決意を新たにした。

 虎のエースは“お笑い怪獣”のまさかの絡みに言葉を弾ませた。

 「反応してくれることは純粋にうれしいですし、あんなに有名な方が僕を知ってくれているだけでうれしいです!」

 青柳は、今季の打席登場曲に明石家さんまの「Mr.アンダースロー」をチョイス。開幕戦の3月31日DeNA戦(京セラドーム)で早速、そのBGMに乗って2打席立っていた。

 翌4月1日、MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演したさんまが、リスナーからの投稿でその事実を知り「あいつ今、唯一アンダースローか。開幕ピッチャーでアンダースローで登場や。うそ~やってくれたな」と大興奮。「甲子園行ってまうやないか。どんだけ自分好きか知ってんのか。(御礼に)何か贈っとかなあかん」と聖地への“来場予告”も飛び出していた。

 青柳はこのコメントも耳にしており「甲子園に行くって言ってたんで“乞うご期待”と(スポニチで)書いといてください」と絶妙な返し。ただ、さんまに説明しておかなければいけないことも一つあるという。

 「岩崎さんがやったと言っておかないといけないので(笑い)。ザキさんが仕掛け人なんです」。実は21年から青柳の打席登場曲は先輩の岩崎が独断で選曲し、21年は雨男の青柳にかけて「レイニーブルー」、22年は名前の晃洋にかけて「紅葉に抱かれて」と変遷している。今回も変則投法にちなんで「Mr.アンダースロー」を選んでいた。

 さらに、8年目右腕はこんな“オチ”も明かした。「開幕戦は2回とも聞き逃したんですよ…。1回目は打席に行こうとしたら監督に呼ばれて話している間に終わっちゃって。2回目も三塁コーチに話を聞きに行っていて。ちゃんと聞けなかったんですよ」と告白。「次はしっかり聞けたら」と甲子園開幕となる7日のヤクルト戦での“再聴”を期した。

 さんまは、元阪神・小林繁の形態模写でブレーク。強力援軍がバックについた岡田阪神の大黒柱は「変則投法」がつないだ縁に刺激をもらった。「僕みたいな希少な投げ方をまねしてプロを目指してくれる子が増えたらうれしい」。真の“ミスターアンダースロー”として高みを目指す。(遠藤 礼)

 ≪仕掛け人は岩崎≫○…さんまと青柳をつないだ“仕掛け人”の岩崎は、今回の選曲について「こちらも毎年真剣に選んでいるので」と“らしい”コメントを一言だけ残した。毎年ネタに走っているように見えるが、実は真意は違う。「投手の打席の時にトイレに立ったり、売店に行ったりする人も多い。そういう人たちに投手の打席にも興味を持ってほしいというか、見てほしいので」。今回はファンだけでなく、芸能界の超大物も引きつけるセンス抜群の選曲。10年目左腕が敏腕プロデューサーぶりを発揮した。

 ▽Mr.アンダースロー 79年9月発売。明石家さんまの歌手デビュー曲。若手時代のさんまが、この年巨人から阪神にトレードで加入した小林繁投手のフォームの形態模写を得意としていたことから楽曲化。サビの「頼れるエースは アンダースロー」は大阪ガスのCMに使われて関西地方でおなじみだった。なお小林は79年、古巣の巨人戦8勝を含む22勝。現役引退の83年まで、阪神在籍5年間で77勝をマークした。

 ▽阪神ファンの有名人
 ★渡辺 謙(俳優)米国から帰国時に甲子園バックネット裏から試合を見つめる姿はおなじみ

 ★間宮祥太朗(俳優)19年7月の甲子園始球式で139キロ。22年にはドラマで横田慎太郎を演じた

 ★西田 敏行(俳優)ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」局長時代に猛虎党の縁で金本知憲、矢野燿大、赤星憲広(すべて本紙評論家)らを顧問で招いた

 ★岩下 志麻(俳優)11年2月、高知・安芸キャンプを訪問。紅白戦出場の新井貴浩(現広島監督)に大声で「頑張って!」

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