オリックス・中嶋監督「去年、しっかり負けましたので」ヤクルトに雪辱誓う　胴上げはリーグ優勝と同じ5回

パCSファイナルステージ第4戦   オリックス3－2ソフトバンク （ 2022年10月15日    京セラD ）

パCSファイナル＜オ・ソ＞ナインから胴上げされる中嶋監督（撮影・岡田　丈靖）
Photo By スポニチ

　パ・リーグのクライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージ（6試合制）の第4戦は、レギュラーシーズン1位のオリックスが同2位のソフトバンクにサヨナラ勝ち。アドバンテージを含む4勝1敗とし、2年連続の日本シリーズ出場を決めた。

　中嶋監督はサヨナラ勝利での進出に「本当にうれしいです」と第一声。本拠地・京セラドームに集まった大観衆に「優勝インタビューの時に“いっぱい応援してください”と言ってこんだけ入ってくれてありがとうございます」と感謝した。

　吉田正の先制2ランには「とんでもなく飛んでいましたので、度肝を抜かれましたけど素晴らしいホームランだったと思います」と特大アーチを称賛。

　サヨナラ打を放った中川圭にも「本当に決めてくれと思っていたので、ほっとしていますし延長の投手を考えなくてよくなったので、非常にありがたいヒットでした」と“中嶋節”で称えた。

　リリーフ陣にも「厳しいゲームばかりでよく投げてくれました。経験ない投手ばかりですけど、いい緊張感で最高のピッチングをしてくれた」とねぎらった。

　22日から始まる日本シリーズは2年連続でヤクルトと戦う。「去年、しっかり負けましたので、今年なんとかやり返したいと思います！」と力強く宣言。「選手、皆頑張ってますし裏方の人たち、すべての人たちが頑張って勝つことができました。ファンの皆さん、また皆様の力を借りると思いますけど、一緒に日本シリーズ戦いましょう」と呼びかけた。

　インタビュー後は「チャンピオン」と胸にプリントされたおそろいのTシャツに着替え、選手らの手でリーグ優勝と同じ5度、宙に舞い満面の笑みを浮かべた。