ソフトバンク・野村勇、社会人日本選手権控える鷺宮製作所の弟に手本となる価値ある一発

[ 2022年10月15日 07:00 ]

パCSファイナルステージ第3戦   ソフトバンク3ー0オリックス ( 2022年10月14日    京セラD )

大学時代の野村勇(右から2人目)右は弟・工
Photo By スポニチ

 【記者フリートーク】弟思いの良き兄貴だ。野村勇が拓大3年時に野球部に弟・工が入部。勇の1学年上の記者は野村兄弟と野球部寮で同じフロアだったがお互いの部屋を行き来する姿をよく目にした。練習でもアドバイスを送り合うなど仲の良い兄弟。現在、鷺宮製作所で外野手としてプレーする工はプロ入りを目指し、今季は三塁にも挑戦していた。その際の相談相手も兄の勇。自身もルーキーながら1軍キャンプに抜てきされ、もがく日々だったが電話でやりとりをしていた。

 甲子園出場なしで大学時代も東都2部。練習でも記事になるプロ野球に「気が抜けないですね」と驚いていた。キャンプ中には「プロの球、エグい。どうやったら打てるか分からないです」と苦笑いも、そんな男が負ければ終わりの一戦で価値ある一発。日本選手権を控える弟に京セラドームで手本を見せた。(巨人担当・小野寺 大)

続きを表示

2022年10月15日のニュース