オリックス・中嶋監督 吉田正2ランでガッツポーズに「ダメですか?」日本シリーズは「チャレンジャー」

[ 2022年10月15日 22:27 ]

パCSファイナルステージ第4戦   オリックス3ー2ソフトバンク ( 2022年10月15日    京セラD )

パCSファイナル<オ・ソ>日本シリーズ進出を決め、会見をする中嶋監督(撮影・平嶋 理子)
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 オリックスは京セラドームで行われたソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦で、2-2で迎えた9回2死二、三塁から中川圭の左前適時打でサヨナラ勝利。1位チームにあらかじめ与えられるアドバンテージ1勝を含めて4勝1敗とし、2年連続となる日本シリーズ進出を決めた。22日開幕の日本シリーズで昨季敗れたヤクルトに雪辱する。

 試合後の優勝記者会見に出席した中嶋監督は「本当にまず連覇、そして日本一を目指してやってきたわけですから、そこの舞台に立てる。本当にうれしいことだと思います」と安堵の表情。

 4戦目のマウンドを託された先発・山岡については「よく投げました。後半、調子が上がらない時期があったんですけど、今日この日にしっかり合わせてくれてボールが当たって心配しましたけど、本当によく投げてくれました」と4回無失点と流れを呼び込んだ右腕を称えた。

 5回には主砲・吉田正が特大の先制2ラン。両手でガッツポーズをして喜んだ指揮官はその時の心境を問われ「ダメですか?」とインタビュアーに逆質問。隣に座る吉田正も“中嶋節”に思わず笑みがこぼれた。その上で中嶋監督は「試合の中で最初の点、先制したいのはもちろんありますので、良い形で取れたので喜び爆発ですね」と振り返った。

 そして2-2の9回2死二、三塁から左前にサヨナラ打を放った中川圭も「誰か決めてくれと思っていたので、圭太がきっちり決めてくれたのが、ほっとした。うれしかったですね」と称賛した。

 昨年のロッテとのCSファイナルステージ第3戦も9回に小田が同点打を放ってサヨナラドローで日本シリーズ進出が決定。2年続けて「サヨナラ」で切符をつかみ「勢いの付く勝ち方でいけるのかなと思います」と中嶋監督。相手は2年連続でヤクルトとなり「昨日、(ヤクルトの日本シリーズ進出が)先に決まってましたので相手は分かってましたので、去年やりましたけど負けてますので、やり返したいと思いますし、チャンピオンチームにもう1回チャレンジしたい」とリベンジを宣言した。

 改めて日本シリーズへの意気込みを問われ「今、決まったばかりなので大きな決意はないですけど、チャレンジャーとしてやるだけです」と挑戦者として26年ぶりの日本一に挑むと力強く語った。

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2022年10月15日のニュース