日本ハム根本 広島がドラフト1位指名を公表した苫小牧中央の2学年後輩・斉藤に金言

[ 2022年10月15日 06:00 ]

日本ハムの根本
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 日本ハムの2年目左腕・根本悠楓投手(19)が14日、夢に挑もうとする後輩へ“金言”を贈った。13日に、広島が20日のドラフト会議で苫小牧中央の2学年後輩にあたる斉藤優汰投手(3年)の1位指名を公表。取材などで時間が割かれることを想定した上で、オフの過ごし方など自身の経験を踏まえてアドバイスした。

 言葉は自然と熱を帯びた。根本は今だからこそ、伝えたいことがあった。プロの道へ進もうとする苫小牧中央の後輩・斉藤へ、2年前の自分を思い起こしながら「(高校野球引退後の)この時期がとても大事になる。練習は毎日続けることが大事かなと思います。毎日やることですね」と、金言を授けた。

 13日に広島が斉藤の1位指名を公表。一気に注目を集め、今後は取材などで時間が割かれることも予想される。根本自身は20年ドラフトで北海道No・1左腕と称され、ドラフト5位で入団。それでも「結構(取材は)ありましたけど、練習はいくらでもできます」と自ら考え、トレーニングの時間を確保した。

 根本はさらに、「投げる体力は必要」と口にする。自身はトレーニングをメインに行い、投球練習はキャッチボール程度だったという。オフのブルペンなどでしか養われない投げる体力が低下したこともあり、1年目の夏場に故障離脱した。「ブルペンですね。今考えれば、もう少し投げていたら良かった」。当時を振り返るのと同時に、自分と同じ思いをしてほしくないと願う。

 2学年下の斉藤について、根本は「球も速くて身長もあったので、まとまってスピードが上がれば(ドラフト指名は)あるな、と思っていました」と話す。その後輩のプロ入りが間近となり「うれしいです、やっぱり。全然(プロで)知り合いがいないので」と表情を崩した。根本は自分のことのように、運命の日を待っている。(清藤 駿太)

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