阪神・近本が涙の別れ 恩師・矢野監督ラストゲームに「最初の監督だったんで。本当にお世話になった」

[ 2022年10月15日 05:15 ]

セCSファイナルステージ第3戦   阪神3ー6ヤクルト ( 2022年10月14日    神宮 )

セCSファイナル<ヤ・神>3回、近本は見逃し三振に倒れる(投手・高橋)(撮影・椎名 航)
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 近本は泣いていた。結果的に矢野監督ラストゲームとなった一戦。敗戦後に監督への思いを問われると抑えていた感情が一気にあふれ出した。

 「出ている選手が打たないから負けるので。僕らが悪い。(試合が)終わってから矢野!矢野!という(コールを聞いて)…。やっぱり見に来てくれる人に対して僕らはプレーをするだけなので…」

 これまでの思い出が走馬灯にように去来したのか。最後は言葉にならなかった。18年に矢野監督が1軍監督に就任した直後のドラフトで1位入団。「最初の監督だったんで。本当にお世話になった」。その恩師の有終の美を飾るべく、CSでも奮闘。だが、5試合連続安打で迎えたこの日は1点優勢の5回1死二、三塁の場面で空振り三振に倒れるなど、最後は無念の4打数無安打で終戦。「勝ちたいです」。背番号5は、最後に来季への逆襲を強く誓った。

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2022年10月15日のニュース