阪神・平田2軍監督 前川の2試合連続3安打に「見事。場面場面でバッティングを変えたりしとるよ」

[ 2022年10月15日 18:07 ]

みやざきフェニックス・リーグ   阪神4―3日本独立リーグ選抜 ( 2022年10月15日    SOKKEN )

阪神・前川
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 阪神は高卒ルーキーの前川が5回1死二、三塁で中堅左へ勝ち越し適時三塁打を放つなど、2試合連続の3安打と躍動。3番手の斎藤は地方球場のガン表示ながら160キロ台を2度計測するなど、力強い直球で2回1安打無失点と相手を圧倒した。

 以下は阪神・平田2軍監督との一問一答。

 ――前川が連日の活躍
 「いや~ファーム選手権からな、いい状態というか。巨人の直江とロッテには2試合ヒットが出なかったけど、こういう所の1軍クラスのピッチャーに対してという、今まだまだ本人の悔しさというのはあると思うし、こういう今日の3本なんて見事だよ。(タイムリーは)勝負強さもね、やっぱり追い込まれたら逆方向とか、強引にいかんよな。それまではある程度強引にいったりというところもあるけど、追い込まれた時はコンパクトにある程度逆方向を意識しながらランナーを返すというところの。カウントによって、チャンスによってとかそういう場面場面でバッティングを変えたりしとるよ」

 ――豊田は右中間へ本塁打も、あとの3打席凡退。
 「うーん、あとが全然ダメね。そら彼の持ち味の右に長打を打てたというのはね。その後のチャンスでの凡打とか、これ1本打ったくらいでこのフェニックスは喜んでる場合じゃないのよ。もう豊田なんか積極性だとか、そういう性格的にもちょっと引くところがあるんで。チャンスの時にもすぐ追い込まれるやん。1発打ったところは評価しても、後の打席の内容がもう俺に言わせれば。そんなことで満足してないだろうけど。打ったのも1打席目でしょ? 普通乗っていかなきゃいけないところで、あとがもう全然だ。それじゃ話にならん。その辺をもっともっと突きとめていかなきゃいかんな」

 ――先発・小川は6回10安打3失点。
 「物足りないね。ツーシームにシーズン中(頼りすぎる)。村上と一緒。ある程度無難に抑えなきゃって気持ちが強すぎて、ツーシームを多投してた所があるんで、今日はツーシームなし。そういう課題をピッチャーには与えたりしてるんでね。自分でも感じながら真っすぐとフォーク、それにしてもフォークも高い。まだまだ本来の(小川)一平のストレートの強さ、フォークの精度、この辺。ツーシームだけだからね投げてないの。カーブも投げてるんだから。ツーシームは投げてなかったといっても、もうちょっとボールの質がもう1つやな。一平の本来の調子とはまだ程遠いね」

 ――齋藤が2回1安打無失点。160キロ台を2度計測。
 「もうこれは全く問題ない。今クイック気味で自分のタイミング、バランスを考えながら。1イニング目はほとんど真っすぐでしょ?今クイックもハマるみたいなんで、これはもう来季に向けて。150何キロ、160キロとか。まあスピードガンどうかは分からないけど。それにしてもストレート強いんでね彼。2イニング目はちょっと変化球も交えてと。今ちょっとクイック気味で投げているフォームが合ってるのかなって感じだよね」

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