オリックスCS初の零敗で突破足踏み 中嶋監督「捉え方良かったけど」千賀攻略ならず

[ 2022年10月15日 05:00 ]

パCSファイナルステージ第3戦   オリックス0ー3ソフトバンク ( 2022年10月14日    京セラD )

パCSファイナル<オ・ソ(3)>9回、杉本が二ゴロ併殺打に倒れ試合終了となる(撮影・奥 調)
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 3点を追う9回1死一、二塁で、打席には前夜V弾を放ったオリックスの「ラオウ」こと杉本。2万7526人の観衆は連夜の歓喜を期待したが、モイネロのスライダーに二ゴロ併殺に倒れた。クライマックスシリーズ(CS)の零敗は球団史上初で、前身の阪急時代だった77年ロッテとのプレーオフ第2戦以来だった。中嶋監督は「(千賀投手は)良かったですね」と絞り出した。

 難敵を打ちあぐねた。160キロ超の直球に、フォークやスライダーなどで翻弄(ほんろう)され、6回0/33安打無失点。「捉え方としては、まあまあ良かったかなと思いますけどね」と指揮官。継投にも、かわされた。7回1死二、三塁で、3番手・松本の前に、杉本が三ゴロ、続く頓宮は遊飛に倒れ、反撃ムードは、しぼんだ。

 引き分け以上で2年連続の日本シリーズ進出が決まる一戦を落としたが、優位は変わらない。「点は入らなかったが、そういう形にしていっているのは、いいことかなと思います」と中嶋監督。きょう15日の第4戦で仕切り直す。(湯澤 涼)

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2022年10月15日のニュース