今季FA取得の阪神・岩崎&岩貞 球団全力慰留の方針、両左腕は熟考の構え

[ 2022年10月15日 05:15 ]

セCSファイナルステージ第3戦   阪神3ー6ヤクルト ( 2022年10月14日    神宮 )

セCSF<ヤ・神>3番手で登板した岩貞(撮影・大森 寛明)
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 阪神の岩貞祐太投手(31)、岩崎優投手(31)は今季取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使について熟考する構えだ。来季の戦力構想に欠かせぬ両左腕を球団は全力で慰留する。

 8月に同権利を取得した岩貞は試合後「まずはタイガースと話すところが正しい段階だと思うので、しっかり順序を踏んでやっていきたい」とタイガースとの交渉を最優先にする意向を口にした。

 9年目の今季は自己最多の53試合登板で2勝1敗11ホールド、防御率2.57。ワンポイント、イニングまたぎとさまざまな起用法に対応しただけでなく、高いリーダーシップで若手の多いブルペンを陰で支えた。すでにDeNAが獲得調査に乗り出しており、仮に権利行使となれば複数球団による争奪戦となる可能性もある。

 4月に取得した岩崎は今季、57試合で1勝6敗28セーブ、防御率1.96。2度の配置転換を経験するシーズンも、身を粉にして腕を振ってきた。試合後は「これからの野球人生のことなのでしっかり時間をかけて考えたい」と話した。また、チーム内でFA権を保有する西勇、梅野の動向にも注目だ。

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