岡田新体制の阪神、馬場敏史氏に入閣要請 ファイナルSでも拙守露呈、守備強化に白羽の矢

[ 2022年10月15日 04:00 ]

馬場敏史氏(2019年撮影)
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 15日にも誕生する岡田政権の野手部門を統括する野手総合コーチに、現役時代はオリックスなどで活躍した馬場敏史氏(57)に入閣を要請していることが14日、分かった。同役職は、ソフトバンク・松山秀明2軍内野守備走塁コーチが候補に挙がったものの、最終的には馬場氏に絞って組閣作業を進めている。

 馬場氏は名手でならした現役時代の手腕を生かし、日本と韓国のプロ野球でコーチを長く務めた。現在は神戸学院大のコーチを務めている。ファイナルS第3戦でも課題が露呈したように5年連続で失策数リーグワーストの守備力強化が期待される。

 05年のリーグ制覇時に、岡田監督の下で活躍した安藤優也、久保田智之の両2軍投手コーチが、1軍投手コーチに昇格。嶋田宗彦スコアラーはバッテリーコーチに再任する。筒井和也スカウトの2軍投手コーチへの配置転換も検討されている。

 1軍のコーチ陣は、井上一樹ヘッドコーチ、金村暁投手コーチ、藤井康雄1・2軍巡回打撃コーチ、久慈照嘉内野守備兼バント担当コーチ、藤井彰人バッテリーコーチ、新井良太打撃コーチの6人がチームを去る。18年ぶりのリーグ制覇へ、コーチ陣が大幅に刷新される。

 ◇馬場 敏史(ばば・としふみ)1965年(昭40)2月10日生まれ、福岡県出身の57歳。柳川から新日鉄堺を経て89年ドラフト5位でダイエー入り。93年オフにトレードでオリックスに移籍し95、96年に三塁手でゴールデングラブ賞。97年途中にヤクルトへ移籍。00年限りで引退後はオリックス、ヤクルト、DeNAなどでコーチを歴任。右投げ右打ち。

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2022年10月15日のニュース