巨人・戸郷 リーグトップタイ12勝目ならず 0―0の8回に痛恨2失点 味方打線2点返して黒星も消滅

[ 2022年9月2日 21:15 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2022年9月2日    甲子園 )

<神・巨>8回1死二塁、近本に適時三塁打を浴びた戸郷(撮影・平嶋 理子)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)が阪神戦(甲子園)に先発登板。8回で9安打を打たれながらも2失点と粘ったが、リーグトップタイとなる今季12勝目を逃した。

 戸郷は前回登板した8月25日の中日戦(東京D)で相手打線から11三振を奪って8回6安打1失点と好投。プロ通算30勝目となる今季11勝目(6敗)をマークした。初回先頭から6者連続で三振を奪い、3回先頭の土田も三振に打ち取れば小山正明(阪神)が1956年3月27日の広島戦で達成したプロ野球記録へ66年ぶりに並ぶところだったが、3球目カーブを打たれて投手強襲安打に。「あと1人」で66年ぶりとなるプロ野球記録を逃した。

 そこから中7日での登板。試合前まで今季巨人戦17イニング連続無失点中の阪神先発右腕・西勇との投げ合いで7回まで0―0のまま試合が進行した。だが、西勇が巨人戦24イニング連続無失点として7回限りで降板して迎えた8回だった。戸郷は先頭・中野の左前打と犠打で1死二塁とされてから近本に右越え三塁打を打たれてついに失点し、佐藤輝の三ゴロで2失点目。127球力投も白星をつかむことはできなかった。

 それでも味方打線は0―2で迎えた9回、3番手右腕・ケラーから若林の中犠飛で1点返すと、代打・中島の左前適時打で2―2の同点。これで戸郷の黒星はなくなった。

 戸郷の投球内容は8回で打者32人に対して127球を投げ、9安打2失点。8三振を奪って無四球、直球のMAXは150キロだった。

 ▼戸郷 最後粘り切れなかったのは悔しいです。次はチームに勝ちをつけられる投球ができるように頑張ります。

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2022年9月2日のニュース