巨人、ついに自力CS消滅 13年ぶり3戦連続延長戦もドロー 3戦合計13時間12分激闘も白星なし

[ 2022年9月2日 22:18 ]

セ・リーグ   巨人2―2阪神 ( 2022年9月2日    甲子園 )

<神・巨>9回2死一、二塁、代打・中島の左前打で生還した吉川尚(2)を迎える戸郷(中央)ら巨人ナイン (撮影・奥 調)
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 巨人は阪神相手に土壇場で2点差を追いつくも13年ぶりとなる3試合連続延長戦の末に2―2で引き分け。3連敗を止めることができず、2戦連続引き分けで5戦勝ちなしとなった。これで今季延長戦は6戦連続勝ちなしで3勝5敗3分けとなっている。また、これで単独5位に転落。自力でのCS出場が消滅している。

 リーグ最多タイの今季12勝目を目指して先発した戸郷が7回までに7安打を打たれながらも粘りの投球で無失点。だが、巨人打線は試合前まで17イニング連続無得点に抑えられていた相手先発右腕・西勇に対してこの日も得点を奪えず、0―0のまま7回を終了した。

 阪神は巨人戦24イニング連続無失点とした西勇を7回で降板させたが、巨人はマウンドが2番手右腕・湯浅に代わった8回も坂本、ポランコ、丸の上位打線が3者凡退で無得点。その裏、戸郷が先頭・中野の左前打と犠打で1死二塁とされてから近本に右越え三塁打を打たれてついに失点し、佐藤輝の三ゴロでもう1点を失った。

 9回は3番手右腕・ケラーから若林の中犠飛で1点返し、代打・中島の左前適時打で2―2の同点としたが勝ち越しならず。巨人は8月30、31日のヤクルト戦(京セラD)に続いて3試合連続で延長戦となった。巨人の3試合連続延長戦は2009年5月30日西武戦(西武D)から6月3日ロッテ戦(千葉マリン)の球団最多4試合連続以来13年ぶり。2―2のまま迎えた延長11回は守護神・大勢を投入し、佐藤輝、大山、山本を3者凡退に仕留めたが、直後のラスト12回、巨人打線も6番手左腕・岩貞に代打・ウォーカー、松原、丸が3者凡退。勝利がなくなった。

 その裏、5番手右腕・デラロサが先頭の代打・原口に左前打を許したが、島田の送りバント失敗の後、島田の二盗を捕手・小林が強肩で阻止。最後は梅野を投ゴロに仕留めて引き分けた。

 なお、この日の試合時間は4時間4分。巨人は8月30日のヤクルト戦で延長11回、3時間40分戦った末に2―4で敗れており、同31日のヤクルト戦は今季両リーグ最長の5時間28分で延長12回の末8―8の引き分け。3戦連続の延長戦、合計13時間12分の戦いも1勝が遠かった。

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2022年9月2日のニュース