オリックス 朗希から完全試合の雪辱 適時打なし、高校野球なみ“バント揺さぶり”から白星奪い取った!

[ 2022年9月2日 20:15 ]

パ・リーグ   オリックス1-0ロッテ ( 2022年9月2日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>5回、伏見の内野ゴロの間に生還した頓宮を出迎える中嶋監督(撮影・沢田 明徳)
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 オリックスが、2日のロッテ戦に1-0で勝利。安打4本だけ、適時打なしと派手さはなかったが、今季3戦で3勝を献上していた佐々木朗希投手(20)に、ついにオリックス戦のプロ初黒星を付けた。

 4回まで1人の走者も出せなかったオリックス打線だが、5回先頭の頓宮が死球を受けて、この試合初めて走者を出すと、続く宗が右前打でつなぎ、一、三塁の好機。そして1死から伏見の遊ゴロの間に先制点を挙げた。

 ロッテの本拠地・ZOZOマリンでの佐々木朗との対戦は、4月10日以来。その際には、プロ野球史上16人目の完全試合達成を許したばかりではなく、初回2死の吉田正から5回まで13者連続三振のプロ野球新記録や、1試合19三振の日本タイ記録など、完全な引き立て役となっていた。

 だが、この日から新型コロナウイルスの隔離療養期間を終えた中嶋監督がチームに合流し指揮。初回、1番・福田、2番・中川圭ともに初球からセーフティーバントで揺さぶりをかけ、その後も3、4番以外は全員がバントの構えを見せるなど、高校野球のように序盤から果敢に仕掛けた。

 オリックス先発の山崎福は5回を2安打無失点でリリーフ陣につなぐと、その後も1点差を継投で逃げ切り、ついに佐々木朗にオリックス戦の初黒星を付けた。

 ▼勝利投手のオリックス・山崎福「相手の投手が佐々木くんということで、絶対に先制点はあげられない、という強い気持ちでマウンドに上がりました。ランナーを出してしまったが、落ち着きながら投げられた。(リリーフ陣に)本当に感謝しかないです。監督が帰ってきたということでみんな気合いが入っていました」

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