大谷よ行かないで!エンゼルス・トラウトが残留熱望「売却が決まったら話し合う」

[ 2022年9月2日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―2ヤンキース ( 2022年8月31日    アナハイム )

<エンゼルス・ヤンキース>6回、3ランを放った大谷(右)を迎えるトラウト(AP)
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 エンゼルス・トラウトが大谷の引き留めに動く?ヤンキースの地元紙ニューヨーク・タイムズの電子版は、8月31日(日本時間1日)付で、球団売却を検討しているエンゼルスと、来季終了後にFAになる大谷についての特集記事を掲載した。執筆者は記者歴約30年の大ベテラン、スコット・ミラー氏。「アート・モレノがエンゼルス売却を目指すことで大谷翔平の未来は不透明になった」との見出しで、今後について分析している。

 大谷の談話は掲載されておらず、同紙の取材を受けたトラウトは、来季終了後にFAになる盟友の今後について「宙に浮いている。何が起こるか分からない。次のオーナー次第で状況は変わり得るから」と心配するコメント。また、その話は大谷とはまだしていないというが、残留を望んでいるとした上で「チームの売却が決まったら話し合う」と明かした。

 記事では、エ軍が10年以降はプレーオフ進出が一度だけで、唯一進出した14年も白星なしで地区シリーズ敗退という低迷ぶりを指摘。さらに、プホルス(現カージナルス)、レンドンのような大物に巨額を投じるチーム編成が奏功していないことや、勝利を望む大谷の希望に沿える強化が進んでいないことなどを批判している。

 今夏の大谷のトレード交渉にはヤ軍やドジャース、メッツなど12球団程度が参戦していたとされる。球団売却の方針が明らかになってから、大谷の去就への注目度はさらに高まっている。

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2022年9月2日のニュース