ロッテ朗希は9回1失点もプロ初の完投負け 9回、94球目に最速161キロ、9奪三振も無援で4敗目

[ 2022年9月2日 20:16 ]

パ・リーグ   ロッテ0─1オリックス ( 2022年9月2日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>5回、伏見の内野ゴロの間に三走・頓宮が生還、先制を許す佐々木朗(撮影・沢田 明徳)
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 ロッテの佐々木朗希投手(20)が2日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、わずか97球で、9回4安打1失点と好投したが、打線の援護なく、プロ初の完投負けで4敗目(8勝)を喫した。チームは5連勝を逃した。

 オリックス戦は4月10日の完全試合を含め、今季3戦3勝で防御率1・29。ZOZOマリンで、オリックスと対するのはその完全試合以来だった。相手打線は1巡目で、3番の吉田正、4番の頓宮以外の7人の打者が初球にバントの構えをして、揺さぶりをかけてきたが、4回まで最速160キロの速球と落差の大きなフォークで1人の走者も許さず6三振を奪った。

 しかし、5回。先頭の頓宮に死球を与え、初めて走者を許すと、続く宗に右前打されて無死一、三塁のピンチを背負う。安達は右飛に打ち取ったが、1死から伏見の当たりはボテボテの遊ゴロ。その間に三塁走者が生還し、先制を許した。

 序盤に乱れていた制球も回を追うごとに良くなり、7回無死一塁も頓宮を遊ゴロ併殺に打ち取る。9回、94球目にこの日最速の161キロを記録、2死満塁のピンチも宗を左飛に打ち取ったが、打線がオリックス投手陣の前に得点できなかった。

 チームはこの試合まで4連勝。この試合に勝てば、8月2日以来の勝率5割復帰となる大事な一戦だった。9回1死三塁の好機も、安田、岡が連続空振り三振に倒れるなど、打線が佐々木朗を援護できなかった。

 ▼佐々木朗  球数少なくいけたことが結果的に完投につながったと思うのでシーズン終盤で今日のように完投できたことはすごく意味のあることだと思う。(バントの揺さぶりは)ちょっとビックリしました。フィールディングに課題があるといわれていた中で、しっかりアウトを取れて自信になった。引き続き長い回を投げて、今日みたいな無駄な死球などそういうところをなくしていければと思う。

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