若菜嘉晴氏 気掛かりなソフトB・グラシアルの腰の状態 スタメンから外すことも視野に入れるべき

[ 2022年9月2日 07:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0-7ロッテ ( 2022年9月1日    ペイペイD )

ソフトバンク・グラシアル
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 【若菜嘉晴 視点】2試合続けて零敗を喫した打線で、特にグラシアルの状態が気掛かりだ。9回にヒットこそ出たが、外野の頭を越える当たりを飛ばせる状態ではない。7回の二ゴロなどは腰砕けのようなスイングになっていた。8月に座骨痛で戦列を離れていたが、まだ腰の状態が思わしくないように映る。

 精彩を欠く動きは左翼の守備にも影響していた。3回に2―0と点差が広がり、なおも2死一、三塁で井上を迎えた場面。三塁線を破った打球を処理する動きが緩慢で、一塁走者の本塁生還まで許した。あの4点目は重くのしかかった。

 現在の状態ならスタメンから外すことも視野に入れないといけないだろう。首位・西武とのゲーム差が離れただけでなく、混戦の3位以下との差も詰まってきた。シーズン最終盤、決断をためらう時期ではない。(スポニチ本紙評論家)

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2022年9月2日のニュース