DeNA・桑原V4号 3連勝でヤクルトに6差!雨で2度計60分中断も集中14安打7点

[ 2022年9月2日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA7―0中日 ( 2022年9月1日    横浜 )

<D・中>3回、2ランを放ちナインに迎えられる桑原(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAが粘って粘って、過密日程の9月初戦を制した。開始早々から降り注ぐ豪雨で計60分にわたる2度の中断を乗り越え、大きな白星をつかんだ。

 雨天ゲーム鉄則の先制攻撃を決めたのは桑原だ。3回1死二塁から左中間席へ4号2ラン。「天気もパッとしない感じで先制点をプレゼントしたかった」と声を弾ませた。

 中断を重ねても集中力は切らさない。9月は9連戦と10連戦を含む27試合が組まれている強行日程。これ以上の雨天中止は避けたい中で再開後も攻撃の手を緩めず14安打7得点を奪えば、6回無失点の先発ロメロから、4投手による完封リレー。今季7度目の同一カード3連勝で、貯金を再び2桁10に戻した。

 試合のなかった首位ヤクルトと再び6ゲーム差とした。「明日(2日は広島との)移動ゲームだけど、選手もまた集中して積み上げていくだけ。まだ直接対決はあるし、それまで貯金をつくっていきたい」。三浦監督が一戦必勝を唱える。

 試合前には右翼付近で全選手が肩を組み声を出し合った。桑原が言う。「また新たな月の始まりってことで、ここから本当の勝負の9月に入ってくる。チーム全体で士気を高められたと思います。一つ、月の頭を勝てたので良かった」。8月の「真夏の躍進」に続き、9月を「実りの秋」にする。(伊藤 幸男)

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2022年9月2日のニュース