3試合目ドローに阪神・矢野監督は「勝負どころで作戦を決めないと」と島田のバント失敗を指摘

[ 2022年9月2日 22:45 ]

セ・リーグ   阪神2ー2巨人 ( 2022年9月2日    甲子園 )

<神・巨>12回無死一塁、島田は犠打を失敗する(撮影・平嶋 理子)
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 8回に2点を勝ち越したが、新守護神・ケラーが9回に4安打を許し、18試合ぶりの失点。阪神・矢野監督は延長12回無死一塁での島田のバント失敗を反省点として指摘した。以下は一問一答。

 ―ー島田はバント失敗の後の初球(の盗塁チャレンジ)に姿勢が出た。
 「うん、まあ、バントをしっかり決めなあかんね。盗塁に関しては、精一杯いった中のプレーやし、責めるつもりは全くない。バントを決められる選手になっていかないと」

 ―ー勝ちきりたかった試合だが、延長戦で投手は粘った
 「まあ、もちろんね、あっこまでいったんで勝ちたかったし、悔しいけど。まあ、あの流れから同点で止まって、そのあとのピッチャーが粘ってくれたっていうところは、チームとしてやれたところであったかな」

 ――ケラーは球に力があるように見えた。
 「球に力があるってスピードガン(の表示)だと思うけど、バッターがそういう対応をしているっていうことは、きょうの角度や質はちょっと良くなかったのかなって受け止めているけど」

 ――今季は苦戦している戸郷から終盤に得点した。
 「いやいや、崩したわけではないんでね。まあまあ早い回にチャンスがあったので、そこで点を取らないとズルズルいっちゃうっていうところは反省かな」

 ――2点目、近本の三塁からの生還も貴重だった。
 「あれは近本であれば、普通に帰ってこれるし、あの2点はチカが取った、チカのタイムリーと足で取った点だと思うんで。ある意味走塁はチカにとっては普通かなと。バッティングの方はあそこでよく打ってくれたと思う」

 ――西勇は前回、爪がはがれかけるアクシデントもあったが、きょうの投球は。
 「う~ん、そうやね。初回から飛ばしていくようなふうに見えたし、もちろんまだ行かしてあげたかったんだけど。ユウキに勝ちをつけたいっていうところで勝負にいったんだけどね。ピッチング的にはまだ行けたかなっていう。丁寧に投げてくれたと思います」

 ――負けなかったのは大きい。
 「もちろん、もちろん、それはあるんだけど。後ろを向くことのない引き分けだと思うし、前を向いてまた自分たちの野球を。まあ、きょうも姿勢的にはいい積極的なプレーが出ていたんで。あとは勝負所のね、作戦も決めてもらわないと、こっちの流れにならないので。そこは反省点かなと思います」

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2022年9月2日のニュース