阪神・大山 “サヨナラ打”で4年連続100安打&自身2度目80打点にW到達 得点圏打率も3割超え

[ 2022年9月2日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神8-0広島 ( 2022年9月1日    甲子園 )

<神・広>3回2死一、二塁、大山は左前に先制適時打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 雨中の試合にけりをつけたのは、背番号3のバットだった。40分間の中断を経て、6回1死三塁から試合再開。阪神の大山はいきなり初球を仕留め、再開を待ち続けた虎党を歓喜させた。

 「ピッチャーが変わることも予想されるので、そういうところも考えて。中断の時から準備していましたし、しっかり整理できて1球で仕留められてよかった」

 代わったばかりの左腕・塹江のストレートを捉え、中堅左への適時打で8点目をたたき出した。直後に再び雨が強まって降雨コールドとなったため、この一打が“サヨナラ打”に。「相手がどこであれ、勝てるのはすごくうれしい」と同一カード3連勝を喜んだ。

 3回には2死一、二塁で野村の93キロカーブを三遊間へ運び、3戦連続打点となる決勝打。この日の2安打2打点で、4年連続100安打と、自身2度目の80打点にW到達した。

 「もちろん意識している数字はありますけど、まずはチームが勝つこと。その中で自分の数字は付いてくればもっともっといい」

 これで同期入団の才木の登板試合は打率・533(15打数8安打)、6打点。「いつも助けてもらっている分、今度は野手が助ける。そういった助け合いをしっかりしていくことで、もっともっといいチームにできる」と、連日の投手陣援護にも満足する様子はない。得点圏打率も・312(109打数34安打)と3割に乗せたが、「まだまだだと思います。もっともっと上を目指していかないと、それまで」と言い切った。飽くなき向上心とともに、さらなる勝利へと導く。(阪井 日向)

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2022年9月2日のニュース