タティスのおかげで3億4100万ドルの契約を得たメッツのリンドア遊撃手 今季の活躍で金額の妥当性証明

[ 2022年8月14日 11:45 ]

メッツのフランシスコ・リンドア(AP)
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 スポーツネットニューヨークのメッツ担当記者アンディ・マルチノが13日(日本時間14日)、パドレスとフェルナンド・タティス遊撃手のせいで、メッツはフランシスコ・リンドア遊撃手に2億ドルも多く支払ってしまったと指摘している。

 21年2月、パドレスはタティスと14年/3億4千万ドルで合意したが、これはマルチノ記者によると、タティスの詐欺(薬物使用)とパドレスの勤勉さの欠如(きちんと調査しなかった)の結果であり、メッツはそれを受けて3月31日に、FAになるまであと1年のリンドアに10年/3億4100万ドルの契約延長を与えてしまった。悪い契約に影響され、メッツは巨額のお金を無駄に使ってしまったと書く。2億ドルの根拠は、21年リンドアは途中からハビア・バエズと一緒にプレーしたが、同じ遊撃手で、年齢は1歳違いで、昨季のOPS(出塁率+長打率)はバエズが・813でリンドアが・734。オフにFAになったバエズがタイガースと6年/1億4千万ドルで合意していたからだ。もしリンドアが同じようにFAになっていたら、それくらいの金額だったと憶測するのである。

 とはいえ今季のリンドアは打率・270、20本塁打、81打点の大活躍で、74勝40敗と好調メッツのけん引車。本拠地シティフィールドでは、スタンドから「MVPコール」も頻繁に上がるようになってきた。USAトゥディやニューヨークポストなど、いくつかのメディアは3億4100万ドルの大型投資に見合う働きと評価を上げている。ちなみに、他のエリート遊撃手では昨オフ、コーリー・シーガーがレンジャーズと10年/3億2500万ドルで、カルロス・コレアがツインズと3年/1億530万ドルでサインしている。

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2022年8月14日のニュース