新庄監督 今川空振りにダメ出しも…「あの空振りがあったから、集中して打てたって思うようにしました」

[ 2022年8月14日 22:58 ]

パ・リーグ   日本ハム8ー3ロッテ ( 2022年8月14日    ZOZO )

<ロ・日>ロッテに勝利し加藤の音頭で手締めする新庄監督(中央奥)ら日本ハムナイン(撮影・沢田 明徳)
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 最下位の日本ハムは新庄監督の積極策が実って5位・ロッテに8-3で快勝。ゲーム差を再び5に縮めた。初回は2死一、三塁から重盗を成功させて先制点。1-1の3回は1死満塁からヒットエンドランを仕掛けるも、今川が空振りして三塁走者・中島がタッチアウトに。それでも直後に今川が決勝2点二塁打を放って挽回した。新型コロナウイルス陽性判定から1カ月ぶりの復帰戦となった加藤は6回8安打2失点(自責点1)と好投し5勝目を挙げた。

 新庄監督との一問一答は以下の通り

 (自ら語りだし)「久々決まったって感じ。ダブルスチール」

 ――初回、その前に一塁走者・近藤が挟まれたプレーは?
 「あれは、グリーンライト。いけるタイミングを計って行ってくれって」

 ――誘い出されてしまった?
 「そう、そう、そう。ああいう行こうっていう気持ちが大事なので。ああいうこともある」

 ――今川の…
 「(質問を遮って)エンドラン。エンドランでパチンと抜けて2点のイメージ。ストライクだったでしょ?でも、あの空振りがあったからもっともっと集中して左中間に打てたって思うようにしました(笑い)」

 ――取り返したらいい?
 「ダメです。あそこはやっぱり決めて1点でも。2点入るとは思っていないからね。1点ずつ。で、近藤くんは(8回に)しっかりエンドラン(を決めた)。あのへんですかね」

 ――5回1死一、二塁から相手が重盗を狙った場面で梅林が一塁走者を二塁で刺したプレーは?
 「あれは本人。(二塁走者の)高部くんがいいスタートを切っていたから、セカンドでアウトにできると思ってセカンドに。あれはいいプレーですね。サードに投げていたら結果はどうか分からないけど、セーフっぽかった気がしますけどね。いい判断ですよね」

 ――加藤は打たれながら粘った。
 「体力的にどうだったかなって。表情はまだいけるっぽかったですけど。でも、久々に投げたから精神的にも疲れただろうし。まあ、勝ちってことで疲れも半減しただろうし。復帰して勝ちがついたのはすごい良かったと思います」

 ――梅林の左投手の時のリードは?
 「インコースを使いますよね。インコースとチェンジアップの使い方がうまいのか、どうなんだろう?一応、抑えていますからね。それは山田バッテリーコーチがうまいこと教えながら。梅林くんは左ピッチャーの時にいいリードをしていたっていうことを最初から聞いていたので、左の時は梅林くんでいきながら、また違うキャッチャーも試していきたいなと思います。バッティングが…、きょう満塁ホームランかと思った。(風?)わからん。札幌ドームだったらフェン直か」

 ――レフトとライトと2本惜しい当たりがあった。
「あった。彼には潜ってこっち(アウトコースの方)にいこうとするから、変化球のアウトコースに手が出てしまう。追いかけるから。そうでなくて、来た球を引っ張りなさい、引っ張ったら遠く見えるから手を出さないよって練習の時に言っている。最後も引っ張れよって言ったらきっちりセカンドゴロ(笑い)あと、引っ張る意識があったから芯に当たってセカンドゴロになったのかも。山田コーチが言っていました。“引っ張れよ。ボスが引っ張れって言ったら引っ張れ”って」

 ――万波が送りバントを決めた。
 「練習させたんですよ。本人が一番喜んでいた。“決まった”ってヒット打ったような気持ち、快感だったんじゃないですか?」

 ――2失策の中島の交代については?
 「あれは2つともね、プロだったらしっかりアウトをとらないといけないし、ピッチャーがガクンとなる。そういうシーズンにしているから。本人も分かっている。その前に2本ホームラン打っていようが、ああいうプレーをしたら代えます」

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