殊勲の丸 同学年・中田の存在感に「いやあ、もう頼もしい」 打撃不振の岡本和には気づかいも

[ 2022年8月14日 19:06 ]

セ・リーグ   巨人3―2広島 ( 2022年8月14日    東京D )

<巨・広>8回、勝ち越し適時二塁打を放ち、亀井外野守備兼走塁コーチ(左)とタッチを交わす丸(撮影・河野 光希)
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 巨人の丸佳浩外野手(33)が広島戦(東京D)で8回に勝ち越し、そして決勝となる左越えへの適時二塁打を放ち、借金完済に王手をかける勝利に貢献した。

 「3番・中堅」で先発出場。2―2で迎えた8回だった。先頭の吉川が相手4番手左腕・ターリーから中前打を放って出塁すると、原監督は代走に増田大を起用。増田大が二盗を決めた後、重信の犠打で1死三塁とチャンスを広げた。ここで打席に入った丸は左翼手の頭上を越える適時二塁打を放ち、3―2と勝ち越し。これが決勝点となった。初球の155キロ、難しい低めの球を捉えた決勝打だった。

 丸との一問一答は以下の通り。

 ――この数試合、中田が4番に入ってから2人とも好調

 「まあまあ、でも本当に、周りというか、2人ともしっかりと、ある程度こうプランとして入れていると思うし、きょうの最終打席なんかも、まあ得点圏だったので、思いっきりいくしかないですから、思い切っていく中で、なんとか結果出せて良かったと思います」

 ――同学年の2人で活躍

 「いやあ、もう頼もしいですよ、本当に。この前のバンテリンドームでもそうですけど、本塁打しかないところで本塁打打ってくれるし、1点ほしい時にしっかり取ってくれる。そういった選手は、(中田)翔を含めてたくさんいるので、そういった選手がどんどん生きるように、僕は僕で持ち味を出していけたらなと思っているんで、四球もそうだし、しっかりと出塁しながら、きょうのようにチャンスで打てたらいいなと、それが理想かなと思いますね」

 ――岡本和が苦しい状態で、2人だけじゃないが、塁上から「頑張れよ」というような思いも見ていて感じる

 「まあ、誰でも苦しい時はシーズン中くるし、(岡本)和真は今だと思いますけど、本人もいろいろ試行錯誤しながらやっているのは僕らも知っているし、あまり心配していないといったらあれですけど、今まで和真に引っ張ってきてもらっていた部分はたくさんあるので、そういったところも今度は僕たちが少しでも、ってところですかね」

 ――今季、対左投手の成績がいい。何かひけつや要因は

 「ひけつ?どうですか、逆に外から見て。なんなんですかね…」

 ――何か変えたことなど

 「うーん、そこまで…。まあシーズン終わっていないので、振り返ってみないと分からないですかね」

 ――左打者って、左投手を苦にしない人もけっこういる

 「あー…まあ、そういう人もいますね。逆に開かないとかね。調子悪いと左の方が打ちやすいとかね。てことはずっと調子悪いのかな(笑)」

 ――きょうのように初球から速い球をああやって打てるのは、状態がいい証拠

 「まあ、速い球に対してしっかり準備しないといけなかった中で、なんとか前に飛ばすことができたかな、という感じ」

 ――対戦が少ない投手と対戦するときの心得などは

 「まずは気持ちで気後れしないこと。見てみて…じゃあダメなので、その中で自分の決めたところだけは、周辺に来たときに振って、あとはもう、ボールに聞いてくれと」

 ――最後の打席はベストの打撃

 「まあ、そうですね。(フライが)捕られても1点は入るし、まあオッケーということで、ありがとうございました!」

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