BC栃木・成瀬善久コーチもティモンディ高岸を評価 初回ゲッツーに「いい兆しだと思う」

[ 2022年8月14日 18:02 ]

<栃木・埼玉>力投するリーリーフの栃木・成瀬(撮影・久冨木 修)
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 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグ・栃木に入団したティモンディ高岸宏行(29)が14日、宇都宮市内で行われた埼玉戦で初登板初先発し、2回3安打3失点で降板。チームは4-4で引き分けた。

 高岸は、初球134キロをマークするも、先頭打者の金子に内野安打を許した。2死三塁の場面で、4番・フェルナンドへの1球目を暴投し、その間に走者が生還。以降は2死一、二塁としたものの6番・中村を中飛に抑え、初回のマウンドを終えた。

 2回は、先頭打者の7番・青木に左中間ソロを被弾した。プロの洗礼を浴びたものの、高岸は笑顔を浮かべ拍手をしながら青木の一発を祝福。2死一、二塁では、元楽天の3番・片山に右前適時打を許すも、続くフェルナンドは左飛に打ちとった。

 試合後、寺内崇幸監督は高岸について「2回を投げきって本当によかった。緊張と気持ちが出ている中で、制球は難しかったかも。初回は守備のミスもあったのでリズムに乗れなかった」とコメント。「気持ち自体は出ていたので次に向けていい準備をしてほしい。これからはストレートを相手にしっかりと投げ込めるようになったらいいかな。ストライクゾーンで勝負できる準備をしてほしい。今後の起用法はこれから話し合って決めるかな」と今後について話した。

 成瀬善久投手総合コーチ(選手兼任)は、「今日の投球は想定内。思った以上に昂ってたのかな?とは思う。印象的なのは初回ノーアウト一、二塁でみせた片山へのゲッツー。クリーンナップに対して投げきっていていい兆しだと思う」と評価。「本人も“投げる、走るのスタミナが足りていない”と言っていたが、彼は真面目。怪我だけは本当にしないでほしい」と続けた。

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