ヤクルト木沢が牧、宮崎封じでチーム救う6勝目 ド派手ガッツポーズに「何が何でも勝ちたかった」

[ 2022年8月14日 21:36 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―1DeNA ( 2022年8月14日    神宮 )

<ヤ・D>5回、宮崎を遊ゴロに抑えピンチを脱したヤクルト2番手・木沢はガッツポーズ(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 首位ヤクルトは14日、本拠地の神宮球場で2位のDeNAと対戦。4回に3点を勝ち越すと、6投手の継投で逃げ切り、4─1で勝利して連敗を7で止めた。両リーグを通じて60勝一番乗りとなり、DeNAとは再び7ゲーム差に開いた。5回のピンチで好救援した2番手の木沢尚文投手(24)が6勝目を挙げた。

 3点リードの5回1死一、二塁。先発の小沢を救援した木沢は、迎えたDeNAの4番・牧に対し、3球連続で内角を突いて154キロで投飛に。続く宮崎にも154キロ内角球で遊ゴロに仕留めた。雄たけびを上げてガッツポーズした木沢は「チーム全体で、本当に試合に勝ちたい、何が何でも勝ちたいという気持ちを持って試合に臨んでいるので、そこに何とか僕も貢献したいなという、その一心でマウンドに上がった」と語った。

 心は熱かったが、頭の中は冷静だった。「まだ点差は少しあったし、塁も埋まり切っていなかったので、フォアボールを嫌がることなく、自分の強いボールで、ファウルをとっていく、ゾーンで勝負していくということを頭に入れながら、勝負しました」。その言葉通り、150キロオーバーを連発し、流れを相手に渡さなかった。「マウンド上がる時に、スタンドからたくさん声援と拍手をいただいて、すごい背中を押されてるなという気持ちでマウンドに上がることができた」とお立ち台でファンに感謝した。

 木沢以降、救援5投手が無安打に抑えた。「中盤粘って次のリリーフにつなぐのが僕の仕事だと思っている。きょうみたいに、1人、1人リリーフが仕事をして、勝利をモノにしていけるのが今年のスワローズの強み。僕もこれから中盤粘れるように頑張っていきたい」と前を向いた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月14日のニュース