BC栃木・ティモンディ高岸 プロ初登板で2回3失点!ソロ被弾も…“らしさ全開”の行動にネット称賛の声

[ 2022年8月14日 14:10 ]

<栃木・埼玉>栃木先発のティモンディ・高岸宏行(撮影・久冨木 修)    
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 野球の独立リーグ、ルートインBCリーグ・栃木に入団したティモンディ高岸宏行(29)が14日、宇都宮市内で行われた埼玉戦で初登板初先発。2回3安打の3失点で降板となった。

 小さい頃の夢だった「プロ野球選手」。芸人と“二刀流”での挑戦がついにスタートした。初球は134キロをマークするも、先頭打者の金子に内野安打を許した。2死三塁の場面で、4番・フェルナンドへの1球目を暴投し、その間に走者が生還。以降は2死一、二塁としたものの6番・中村を中飛に抑え、初回のマウンドを終えた。

 2回は、先頭打者の7番・青木に左中間ソロを被弾した。プロの洗礼を浴びたものの、高岸は笑顔を浮かべ拍手をしながら青木の一発を祝福。2死一、二塁では、元楽天の3番・片山に右前適時打を許すも、続くフェルナンドは左飛に打ちとった。

 試合後のインタビューで、高岸は「お疲れ様でした。みんな楽しかったですか?僕も皆さんのおかげで楽しかったです」とコメント。「各々が野球を通じての夢を持って、命を懸けてやっておられる方々がいるということ、少しでも熱量を感じていただければ幸せです。両チームの一生懸命なプレーのおかげで、今日は両者優勝でございました」と嬉しそうに振り返った。

 「皆さんもいい夏の思い出になることができれば、僕も嬉しいですし、またぜひBCリーグの試合に足を運んでください」と笑顔。「明日からも皆さんのことを応援しています。夢に向かってどんな時も上手くいかないことがあっても楽しく前を向いて、走っていきましょう」とし、最後はお決まりの「やればできる!」で締めた。

 ネット上では、左中間ソロを被弾した際に笑顔で祝福する姿が話題となり、「高岸好きだ」「高岸さんらしいな」「楽しそうに野球をする姿が高岸君らしくいい」「こういう人がこれから伸びていくのかな」「らしさ全開で好きw」「プロ野球で見られないレアなシーン」「ホントに心の優しい人なんだろうなぁ」「裏表なくポジティブな良いキャラしてるんやろなぁ」という声が上がっていた。

 試合前に行われた入団セレモニーでは、「この度、ご縁があり入団させていただくことになったブレーブスの高岸です」と笑顔であいさつ。「選手の皆さんもですね、プレイという野球は遊ぶものですから、全力で命を懸けて楽しんでくれると思います。僕もみなさんをより前向きに楽しい時間を過ごしていただけるように投げ込みたいと思いますので、今日は全力で楽しみましょう」と話し、最後には「勝っても楽しい、負けても楽しいハッピーベースボール」とした。

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