巨人・原監督「非常に3番、4番が機能している」 丸&中田の活躍にご満悦 借金完済に王手

[ 2022年8月14日 17:57 ]

セ・リーグ   巨人3―2広島 ( 2022年8月14日    東京D )

<巨・広>試合に勝利し、帽子をとってファンの拍手に応える原監督(撮影・河野 光希)
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 巨人は広島に競り勝ち、4月以来4カ月ぶりとなる3カード連続勝ち越し。一時は7までふくらんだ借金を1に減らし、勝率5割復帰に王手をかけた。

 4番・中田が4回に先制の15号2ラン。追いつかれて2―2で迎えた8回には丸の左越え適時二塁打で勝ち越した。4番手として投げた新助っ人左腕のクロールが来日初勝利。大勢は両リーグ単独トップに返り咲く今季28セーブ目を挙げている。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――8回は吉川の代走に増田大

 「うーん、そうですね、いろいろ内部的なことももちろんありますけども、簡単に言うと最善策を取って、1点を取る上で最善策を取ったということですね」

 ――8回の攻撃について

 「それぞれがいい役割をしてくれたというところですね。もう少ししつこくされるかな、というのはありましたけど、どちらかというと向こうも攻めてくれた、それを逃さずに丸も仕留めたのが大きかったですね」

 ――中田が先制2ラン

 「フォアボールを取って、その後という部分でね、非常に3番、4番が機能しているなという気がしますね」

 ――岡本和は20打席ぶり安打となる二塁打

 「この次は3打席か4打席くらい後に打ってほしいなというですね(笑)。やっぱり越えないといけない、本人が越えないといけませんね」

 ――井上の投げっぷりは

 「見事だったと思いますね。結果が打たれることはもちろんありますけども、しかし前向きに打たれたという言い方があるかは別にしても、しかし投げっぷりの良さと、彼の立ち姿というのはね、ベテランの人たちも勉強になるくらい、そういう素晴らしいものだったと思いますね」

 ――来週は2位のDeNA戦。今後へ

 「そうですね、先発ピッチャーが頑張り、粘って粘って、1点でも上回るという、そういう野球をしたいと思います」

 ――増田大はプレッシャーのかかる場面でよく盗塁

 「まあ、そうね。それはプロフェッショナルであるわけだしね。そこは、どうぞ判断してください」

 ――吉川に代走というのはなかなかない勝負手かなと

 「うん、そうですね」

 ――走ってからという判断?

 「流れのプレーですよね。流れのプレーでうまい具合に、パッと見逃してね、きわどいところがボール球になってといえばそれまでかもしれないけれど。ワンエンドワンという形で、それまでにセカンドにスティールしたということですね」

 ――丸のひと振りと今年の安定ぶり

 「よくコンディションをつくりながらね、よくやってくれていると思います」

 ――高梨が4連投

 「ねえ、昨日も一緒に試合後にお風呂に入ってね(笑)。“よう頑張ってるな”と。3連投したしね。“明日(14日)は、ちょっとゆっくりしよう”と言ったら、本人が“いやいや、明日も行ける”と言ってくれたんでね。なかなかそうやって言ってくれる選手はいなくてね、彼とお風呂で一緒に会ったということが彼にとって良かったのか、僕にとって良かったのか(笑)。結論からいくとね。ちょうどお風呂で一緒になったときにね。ピッチングコーチはある意味、今日は投げさせたくなかったんでしょうけど、試合前にその話(お風呂でのやり取り)をしてね。“俺にはそう言ってくれたよ”と(笑)。本人に確認して、確認が取れたということでスタンバイしとこうと。それでああいう結果になったということですね。ちょうど、1人というね」

 ――井上は6回から。プラン通り?

 「そうですね、そうですね」

 ――岡本和に1本出た。昨日は直接指導した?

 「いや、特にない。もう何回もしているから。何回もしてるけど、オレ一生懸命教えているけど、あんまりいい結果が出ないから合わないのかもしれないな(笑)。まあ、(岡本和は)明後日から頑張るよ。大丈夫」

 ――坂本が2軍戦で守備に就いた

 「そうですね。今日の状態いかんではえっと、報告を聞かなきゃあれですけど、火曜日から合流するということになるという可能性はあります。まだ分からないけどね」

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