巨人・大勢が3者凡退で28セーブ 史上4人目の新人30セーブに「あと2」

[ 2022年8月14日 19:30 ]

セ・リーグ   巨人3―2広島 ( 2022年8月14日    東京D )

<巨・広>9回、小園を空振り三振に仕留め雄叫びをあげる大勢(撮影・河野 光希)
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 巨人のドラフト1位守護神、大勢(本名:翁田大勢)投手(23=関西国際大)が広島戦(東京D)で今季28セーブ目をマークした。

 3―2とわずか1点リードの9回に5番手として登板。最初に打席へ迎えた小園を154キロ直球で空振り三振に斬って取ると、続く磯村は153キロ直球で見逃し三振に。最後は代打・松山をフォークボールで二ゴロに打ち取り、借金完済に王手をかけ4カ月ぶりの3カード連続勝ち越しとなる勝利をチームにもたらした。

 投球内容は1回で打者3人に対して15球を投げ、無安打無失点。2三振を奪って四死球はなく、直球のMAXは154キロだった。

 大勢は両リーグ単独トップの25セーブをマークしていた7月19日に「特例2022」の対象選手として出場選手登録抹消。翌20日に無症状ながら新型コロナウイルス陽性判定を受けた。選出されていた球宴も辞退。マクガフにリーグ単独トップの座を譲り渡し、岩崎(阪神)に並ばれていた。だが、今月7日に出場選手登録されると、同日のヤクルト戦(神宮)で今季26セーブ目。10日の中日戦(バンテリンD)では今季27セーブ目を挙げてマクガフ(ヤクルト)と並ぶ両リーグトップタイに浮上した。

 前日13日の広島戦(東京D)ではセーブ機会ではない4点リードにも関わらず、9回に5番手として登板。先頭の坂倉にいきなり右中間スタンドへ9号ソロを叩き込まれて失点した。大勢にとってはプロ入り後4本目の被弾で9失点目だったが、翌日にきっちりやり返す形となった。

 大勢はこの時点で両リーグ単独トップに返り咲く28セーブとなったが、試合後に行われたナイターでマクガフが28セーブ目をマーク。再びリーグトップタイとなった。なお、新人投手の30セーブは1990年の与田剛(中日)、2015年の山崎康晃(DeNA)、22年の栗林良吏(広島)と過去3人しかいないが「あと2」と迫っている。

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2022年8月14日のニュース