新庄監督“積極策”実った!日本ハム 12安打8得点快勝 1カ月ぶり復帰の加藤が6回2失点で5勝目飾る

[ 2022年8月14日 20:40 ]

パ・リーグ   日本ハム8ー3ロッテ ( 2022年8月14日    ZOZO )

<ロ・日>ロッテに勝利し加藤の音頭で手締めする新庄監督(中央奥)ら日本ハムナイン(撮影・沢田 明徳)
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 最下位・日本ハムは14日、敵地(ZOZOマリン)で5位・ロッテに8―3と快勝。5位とのゲーム差を再び5に縮めた。新型コロナウイルス陽性判定から1カ月ぶりの復帰戦となった加藤貴之投手(30)が6回8安打2失点(自責点1)と好投し、5勝目を手にした。

 試合は新庄監督が初回から積極的に動き、2死一、三塁から近藤と上川畑の重盗により1点を先制。1―1の3回には1死満塁のチャンスでエンドランを仕掛けるも打者・今川が空振りしていまい、三走の中島が挟殺プレーでアウトに。采配が裏目に出てしまったが、今川が“汚名返上”となる2点適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。万波にも適時二塁打が飛び出し4―1とリードを広げた。

 さらに新庄監督は「2番・二塁」でスタメン出場した中島を5回の守備から交代し、谷内を起用。中島は3回に一塁悪送球が適時失策となり1点を献上。4回にも打球処理を一塁へ悪送球してピンチを招いていた。

 先発の加藤はコロナ禍によるメンバー不足で2軍戦も中止が続き、実戦登板は7月14日の楽天戦以来の“ぶっつけ”だったが6回2失点と好投。初回いきなり先頭の荻野に4号ソロを浴びるも、粘り強い投球で自責点はこの1点のみ。3回に味方の失策により1点を失ったが、それ以降は追加点を与えなかった。

 打線は7、8回にも追加点を挙げ12安打8得点と快勝。8回の守備では谷内と佐藤の守備位置変更が的中。この回、三塁から二塁へ入った佐藤は2死一、二塁という場面でレアードのセンターへ抜けるかという当たりを逆シングルで好捕。その勢いのまま華麗なジャンピングスローを披露し、スタンドを沸かせた。

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