若菜嘉晴氏 周東際立つ活躍も多いチーム与四死球 球数抑えなければ今後の連戦を乗りきるのは難しい

[ 2022年8月14日 04:45 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5ー4オリックス ( 2022年8月13日    ペイペイD )

<ソ・オ>9回1死、右越えサヨナラ本塁打放った周東はガッツポーズでグラウンドを回る(撮影・中村 達也)
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 【若菜嘉晴 視点】ソフトバンク・周東の存在が攻守で際立った。9回のサヨナラ弾は3点差を追い付かれたチームを救った。狙いを絞り、思い切りよく振り最高の結果を呼んだ。不調時は当てにいく打撃が見られるが、スイング速度が上がっていることもあり、今は自信を持って打席に入っている。

 走塁も盗塁王に輝いた2年前の内容に戻っている。初回に内野安打で出塁し、二盗に成功。リードで今季1軍復帰後はアンツーカー(土部分)の内側にあった左足が、外にあった。良い感覚を取り戻しているのがリードの大きさから見て取れる。守りでもスピードを生かした2回2死満塁での背走キャッチは見事だった。

 ただ、チームとしてはもっと楽に勝たなければならない試合だった。チーム与四死球が前日は7、この日は10とあまりに多い。投手陣の球数を抑えなければ、今後の連戦を乗りきるのは難しくなる。(スポニチ本紙評論家)

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2022年8月14日のニュース