阪神・島本 先発・才木から絆の救援で3戦連続零封 トミー・ジョン復帰組リレーで次こそ勝つ!

[ 2022年8月12日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1―4DeNA ( 2022年8月11日    横浜 )

<D・神>7回、島本(右)を迎える才木(撮影・平嶋 理子)
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 表情に出すことはなくても、阪神・島本はいつも以上に気合が入っていたに違いない。3点を勝ち越された7回はなおも2死三塁。力投していた先発・才木の後を託されたのだから、何としても抑えるしかなかった。

 「今日も才木がずっと頑張っていたので、何とかしっかり抑えてと思って投げました」

 1番・楠本に対し、初球から3球連続ボール。それでも19年に63試合に登板した実績のある左腕は慌てない。カウント3―1から5球目の外角スライダーで泳がせて一邪飛。才木が残した走者を生還させなかった。

 20年オフの11月、島本と才木は同じ場所、同じ日にトミー・ジョン手術を受けた。以降は長く、険しいリハビリの時間を共有。6歳の年齢差はあっても、特別な絆で結ばれていると言っていい。

 「一試合一試合抑えて、信頼してもらえるように、目の前の試合を頑張るだけです」

 これで、4日の昇格後から3試合連続無失点となった。高まる信頼感。今度は勝ち試合でリレーを完成させる。(石崎 祥平)

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2022年8月12日のニュース