DeNA史上最大逆転V夢じゃない!ソト感謝の決勝弾「コロナになった時も声援、本当に力になった」

[ 2022年8月12日 23:19 ]

セリーグ   DeNA4―3ヤクルト ( 2022年8月12日    神宮 )

<ヤ・D>笑顔でポーズをとるソト(撮影・尾崎 有希)
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 DeNAのネフタリ・ソト内野手(33)が12日のヤクルト戦(神宮)で、7月16日以来となる勝ち越し10号2ランを放った。チームはこれで4連勝。7月4日の最大17・5ゲーム差から、6ゲーム差に急接近だ。

 2─2の6回だった。先頭の宮崎が右前打で出塁、無死一塁の場面でソトは打席に立った。ヤクルト先発・小川の5球目、高めに甘く浮いたチェンジアップを逃さなかった。打った瞬間、ソトは確信して歩き出した。ベンチはお祭り騒ぎだ。打球は左翼席中段へ弾丸ライナーで突き刺さった。

 「ストライクゾーンに来たら自分のスイングをできるように準備していた。緊迫した試合の中でいいホームランが出て良かった」

 チームに貢献できなかった悔しさを晴らす一発だった。7月21日に新型コロナウイルス陽性が判明し登録抹消。2軍での調整を経て、今月9日に1軍復帰した。「自分がコロナになった時も声援してもらい、本当に力になった」。1カ月ぶりの10号は、支えてくれたファンへの感謝の一発だった。

 この日、オースティンの新型コロナウイルス陽性が判明し、特例2022対象選手として抹消。11日阪神戦でも代打で二塁打を放つなど、負傷から復帰後ハッスルプレーでチームの士気を上げてきたオースティン不在の中、ソトが存在感を示した。

 4連勝で貯金4。ハマスタ11連勝の勢いは、敵地でも変わらなかった。過去最大ゲーム差の逆転Vは1963年西鉄の14・5ゲーム差。史上最大の逆転ドラマも夢じゃない。「一人一人がしっかり自分の仕事をしているのが要因。まだまだ試合は残っているのでこの調子を続けていきたい」。勝利に貢献できる喜びをかみしめ、大好きなファンの声援に応えた。

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