【甲子園】近江・山田 斎藤、田中将超え甲子園9勝 2戦連続2桁12K&3失点完投 2被弾も粘投16強

[ 2022年8月12日 16:41 ]

第104回全国高校野球選手権 2回戦   近江8-3鶴岡東 ( 2022年8月12日    甲子園 )

<近江・鶴岡東>先発する近江・山田(撮影・亀井 直樹)
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 近江(滋賀)が鶴岡東(山形)を8-3で下して2年連続の16強進出を果たした。先発した今秋ドラフト候補右腕・山田陽翔投手(3年)が2戦連続2桁となる12奪三振。11安打3失点しながら149球を完投し、駒大苫小牧(北海道)・田中将大(現楽天)、早実(東京)・斎藤佑樹(元日本ハム)を超える甲子園通算9勝を挙げた。

 7日の1回戦・鳴門(徳島)戦は、8回4安打2失点13三振をマーク。中4日でのマウンドも、初回に今大会最速タイの148キロを投じるなどエンジン全開。2回まで無失点と立ち上がった。打線は2回に7番・岡崎の中前適時打で1点を先制した。

 しかし、3回、先頭の9番・渡辺に高めをとらえられて同点の左越えソロを浴びると、続く武田に右前打。なおも無死一塁から、1回戦で2発をマークしている2番・土屋に高めに入ったスライダーをとらえられて勝ち越しの左中間2ランを許した。それでも直後の攻撃では清谷、中瀬の連打で同点とすると、4番に座った自らの左翼線適時二塁打で勝ち越した。

 4回以降は投球を持ち直し、6回まで毎回奪三振。7回から9回までは走者を背負ったが、無失点にしのいでリードを守り抜いた。多賀章仁監督は山田の完投について「8回にちょっとつながれて、9回は9番からだった。下位であれば、星野を投げさせたかったが、やはり向こうの上位打線は非常に振りが鋭かったので山田で最後までいきました」と述べた。

 ▼近江・山田 思い通りの投球させてもらえなかった。うわずった球はすべてフェンスを越された。甲子園だなと思いました。ピッチングでは反省点も出た。100点満点で50点です。
 

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