ヤクルト3年ぶり7連敗でついに6差…2位DeNAとの直接対決第1R落とす 村上球団最速100打点も

[ 2022年8月12日 21:35 ]

セ・リーグ   ヤクルト3ー4DeNA ( 2022年8月12日    神宮 )

<ヤ・D15>6回、ソトに勝ち越し2ランを浴びる小川(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 ヤクルトはDeNAとの3連戦の初戦を落とし7連敗となった。11日の最終第4打席に史上最年少40号を放った村上宗隆内野手(22)が2回の第1打席に、2打席連発となる41号先制ソロ。今季103戦目で球団最速となる100打点に到達するも及ばず。19年6月以来の7連敗を喫し、最大28あった貯金は16に。2位DeNAとのゲーム差は6に縮まった。

 本州直撃が懸念される台風8号の影響で、本塁から中堅方向へ強風が吹いた神宮。若き主砲はこれを味方につけた。2回。大貫の甘く入ったカットボールを逃さず。風にも乗った打球をバックスクリーン横まで運んだ特大弾に「まずは先制できて良かった」と話した。

 ヤクルトの先発・小川は苦しい投球が続いた。援護を受けた3回は1死二塁から桑原に二塁打を浴び同点に。4回は2死からソト、嶺井に連続二塁打を許し勝ち越されてしまう。5回にオスナの13号ソロで追いつくも、直後の6回無死一塁。ソトを追い込みながらも、変化球を拾われ打球は左中間席へ。痛恨の2ランで再び突き放され、この回で降板した。

 6回以降、毎回得点圏に走者を置きながらも1点が遠い展開が続く。6回はサンタナが一邪飛。7回は先発を外れた代打・青木が遊飛。8回は2死満塁からオスナが押し出し四球で1点差に迫るも、同じく代打登場の山田が右飛で万事休す。頼みの村上も1打席目以降は勝負を避けられ続け、5番のサンタナは3度の好機で凡退。青木、山田、中村を先発から外し、塩見を3番で起用。1番に丸山、2番に宮本と打順組み換えを図った高津監督の策はこの日も外れ、チームは5戦連続で適時打なし。史上最速の7月2日にマジックが点灯したものの、コロナ集団感染なども経て急失速した王者の苦悩は続く。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月12日のニュース