落合博満氏 「打率が上がってこない」岡本和の打撃フォームに言及「オレの中の理想」の形とは

[ 2022年8月12日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が12日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。新企画「落合博満が現役選手の連続P(写真)をのらりくらり解説!」と題して、日本球界を代表する打者の打撃フォームをオレ流の視点で分析。第2弾は巨人の岡本和真内野手(26)について語った。

 8月11日試合終了時点での岡本和の成績は、本塁打は1位のヤクルト村上に18本差の2位タイで22発、打点は3位で66(1位ヤクルト村上99、2位阪神・大山71)、打率は28位で.244となっている。落合氏は「打率が上がってこない」とポツリ。

 「打ち方を変えればもっと打つんじゃないのかなとは思うけどね。もうちょっと確率が上がってくるんじゃないのかなと思うけども」と、岡本和がアベレージを上げるのは打ち方を変えれば可能としつつ、「まぁ、本人がそれで(打率はそこまで上がらなくても)いいと思っているかも分かんないしね」と語った。

 岡本和の考え方として「3本のヒットよりも、勝ちにこだわるホームラン・打点っていうのにこだわってるのかも分かんないし」と理解を示した落合氏。その上で「これだけの体と技術があったら(アッパースイングでも)言うことはないんだろうとは思うけど。まだその技術がボールを遠くに飛ばすっていう技術はあるにしてもね、率を稼ぐっていう技術はまだないんじゃないのかなとは思う」と分析した。

 そして、岡本和の率を上げるためには「根本から変えるんだったら、右の肘が胸に入ってきて、そのまま振り下ろしていくっていうような形になってくれれば…オレの中の理想だけどね」と身ぶり手ぶりを交えて熱く語った。

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