【甲子園】サヨナラ負けの八戸学院光星・仲井監督「まず1つアウトが欲しい」満塁策取らず「私の采配ミス」

[ 2022年8月12日 15:42 ]

第104回全国高校野球選手権大会・2回戦   八戸学院光星5ー6愛工大名電 ( 2022年8月12日    甲子園 )

<愛工大名電・八戸学院光星>10回、サヨナラ打を浴び、マウンドで泣き崩れる八戸学院光星・冨井を洗平歩(右)がそっとはげます(撮影・岸 良祐)
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 サヨナラ負けを喫した八戸学院光星の仲井宗基監督は「采配ミス」と唇を噛んだ。

 7回に一挙4点を奪い、一時は5-1とリードしながら追いつかれ、延長10回にサヨナラ負けとなり「非常に良い試合を選手達がやってくれましたが結果、負けてしまい、本当に私の力不足だったなと選手達に申し訳なく悔いてます」と肩を落とした。

 延長10回は、9回2死二、三塁のピンチで登板した背番号1・洗平歩人(3年)に代え冨井翼(3年)を再登板させた。それまでに冨井含め5投手をつぎ込んでいることもあり「(試合が)もつれて最後、弾が尽きてしまうことはないようにと思いまして、やれることはということで戻した。安定感、ボールの力は洗平にあるが安定感にやや欠けるところがあったので、先頭打者を出したくないと思った」と冨井を再びマウンドに上げた理由を説明した。

 だが、先頭打者に三塁打を浴びたことがきっかけでサヨナラ負けとなり「結果、3ベースを打たれてしまうということで、私の采配ミスそれに尽きると思います」とうなだれた。

 サヨナラ打を浴びた場面は無死二、三塁と一塁ベースが空いていたため、敬遠で満塁策とする選択肢もあったが「まず、とりあえず1つアウトが欲しいなと。満塁にしてと考えたが、まず1つアウトが欲しいと。1つアウトが取れれば、1つ埋めて満塁策も考えたのですが、満塁策になると投手に非常にストレス、プレッシャーがかかってくると思ったので勝負にいきました」と振り返った。

 結果的に冨井がサヨナラ打を浴び、マウンドで泣き崩れたが「よく頑張ったなと思います努力して努力して夏の県大会で初めて背番号を勝ち取った選手ですのでよく頑張った。結果は皆の結果、彼の責任でない。胸張って帰ってほしい」と選手たちの奮闘を労った。

 

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